bukki 長嶽山 瑞雲院跡(ずいうんいんあと) [宇美八幡宮] 真言宗  FORMER ZUIUN-IN TEMPLE イチガシイの巨木伊藤氏参拝済

  • 約180年前の宇美八幡宮(参道脇に神宮寺「瑞雲院」の文字が描かれている。案内板より引用)
    約180年前の宇美八幡宮(参道脇に神宮寺「瑞雲院」の文字が描かれている。案内板より引用) 
  • 本殿(下宮)
    本殿(下宮) 
住所
〒819-1155 福岡県糸島市川付 標高:51.4m MAP GMAP  
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歴史

千如寺大悲王院の住職からの情報によれば、瑞雲院は宇美八幡宮の神宮寺であった。 明治の廃仏毀釈により廃寺となったという。 境内に安置されていた善膩師童子像(ぜんにしどうじぞう)吉祥天像は、現在は福岡市西区の長垂寺に移され、本尊の兜跋毘沙門天像(とばつびしゃもんてんぞう)の脇仏となっている。

『糸島郡誌』長糸村 第8章 寺社(p666-p669)によれば、当院は高野山金剛峯寺に属し、長嶽山瑞雲院寶蔵坊と号していた。大用山小蔵寺・熊野権現社以下14社を支配していたという。 当院が廃された後、梵鐘は玉栄寺、仏像(「刀法雄勁稀に見るものなり」とある。阿弥陀仏(1軀・座 3尺5寸)・観世音菩薩(1軀・立 3尺)・薬師如来(1軀・座 1尺3寸)・太子像(1軀・座 1尺5寸))は長野大日堂にそれぞれ移管されたという。

右図の鳥居脇に瑞雲院があった旨の表示がある。

参考:『筑前國続風土記』

ひとくちメモ

寺の痕跡は確認できない。

宇美八幡宮石段も社殿もふだん見る神社より一回りスケールが大きい。 境内の樹齢1000年以上というイチイガシもすごい。 作者は上宮への鳥居をくぐった所で体力温存の為、上宮参拝を断念。 また参拝に行こう。

伊藤氏メモ参道部には数十mほども藤棚が続き、その様は壮観である。本殿までの石段は69段。段差もあり、かなり足にくる。()


写真

  • 拝殿(下宮)
    拝殿(下宮) 
  • 境内風景
    境内風景 
  • イチイガシ(樹高26.03m、推定樹齢1000年以上との事)
    イチイガシ(樹高26.03m、推定樹齢1000年以上との事) 
  • 石段
    石段 
  • 鳥居
    鳥居 
  • 宇美八幡宮境内の図(案内板より引用)
    宇美八幡宮境内の図(案内板より引用) 


『筑前國続風土記』巻之22 公領の項

○長野村

御坂の西に在。 隣村也。 大邑にして境内1里有と云。 和名抄を考ふれば、長野は怡土郡の郷の名也。 當昔此村は宇瀰八幡の神領成しとかや。 故に八幡宮を勧請せし社也。 此社の社官等、8月15日には、糟屋郡宇美の本社に詣て、神輿御幸の供奉し侍りけるとぞ。

関連寺院(※過去に関連していた寺院も含みます。必ずしも現在関連している寺院とは限りません。)