heritage 紫雲山 善応寺(ぜんのうじ) [善應禅寺] 臨済宗大徳寺派 ☆☆☆ 伊藤氏参拝済 七ケ村八十八ヶ所第87番

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〒819-1304 福岡県糸島市志摩桜井2017   標高:39.2m 地図 GMAP 09202-7-1184 
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歴史

伊藤氏メモ糸島郡志に次のとおりあり。

開山の僧は無我和尚にして延文2年(1357)建立せり。享保(1716-1735)の前後火災に罹り整理せる書類なければ開山より140余年間は一切不明なり。庭内の地蔵堂の傍に小堂あり、仏体三像を安置せり。弥陀、釈迦、観音共に白木の座像にして裏に寛正2年(1462)重松別院玄規と刻せり。

上記の仏体三像は、納骨堂に安置されているのが多分それではないかとのこと。ただし、塗替えが行われているとのことで、 裏の刻名については明らかではない。火災による記録焼失のため、現住職は第何世になるのかは不明。()

本堂の裏手の坂を登った所に谷権現が鎮座している。

ひとくちメモ

善応寺は天ヶ岳の西側山裾にある。 山門をくぐり、本堂左手には裏山に登る石段があり、 そこを登ると、ほどこし地蔵尊・円通殿・谷権現などが祀られている場所に行き着く。

に思いたちお参りした。 境内でお寺関係の方(和尚かもしれない)が清掃作業をされていたが、作者がお参りしている間気を遣ってくださり手を休めて下さった。 感謝感謝。

善応寺前の道は、男天ヶ岳(263m)・女天ヶ岳(250m)への登山口になっているようである。作者も機会があれば登ってみようと思う。 下記のページを参照のこと。

女天ヶ岳〜男天ヶ岳|海の風 山の風天ケ岳|海の風 山の風

北西側約700mには同じ臨済宗大徳寺派の巌松山 秀善禅寺が伽藍を構えている。

伊藤氏メモ昭和バス終点の谷バス停から200mほど奥まった所にあります。静寂の地にあり、鳥の声、風の音、草木の香りを体感できる落ち着いたお寺です。 本堂内には本尊として、千手観音が祀られていました。()

写真

  • 山門
    山門 
  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 参道入口 - 手前はR567
    参道入口 - 手前はR567 
  • 本堂左手の裏山への石段
    本堂左手の裏山への石段 
  • ほどこし地蔵尊
    ほどこし地蔵尊 
  • 円通殿
    円通殿 
  • 円通殿の扁額(霊場額「七ケ村八十八ヶ所第87番,(本尊:)千手千眼観世音菩薩・大日如来」)
    円通殿の扁額(霊場額「七ケ村八十八ヶ所第87番,(本尊:)千手千眼観世音菩薩・大日如来」) 

谷権現

谷権現
谷権現 

『筑前国続風土記拾遺』巻之49 志麻郡 中 櫻井村の項に下記の記事がみられる。

谷権現(タニ・神殿方1間・拝殿方2間・祭礼9月18日・奉祀重松加賀・善應寺)

谷・洞・口ノ坪・柚ノ木・油津・石原の産神也。 本編に神名しれすと見ゆ。 今は祭る所伊弉冊尊・事解男命・速玉男命なりと祠官いへり。


『筑前国続風土記拾遺』巻之49 志麻郡 中 櫻井村の項

善應寺

谷にあり。紫雲山と号す。禪宗濟家妙楽寺の末也。 (本尊正観音) 開山を無我省吾和尚(永徳元年(1381)辛酉年2月15日寂)と云。

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