heritage 高祖神社(たかすじんじゃ) 神道 ★☆☆

住所・電話
〒819-1571 福岡県糸島市高祖1240   標高:103.2m 地図 GMAP 092-322-7133 
イベント情報(今日から2ヶ月間)
○主催者などに事前に確認の上、参加下さい○
日時内容備考
2023-04-23()
(14:00〜17:00)
高祖神楽(昼神楽)福岡県無形民俗文化財。
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歴史

『筑前國続風土記附録』巻之41 怡土郡 上 高祖の項に下記の記事がある。

高祖神社(神殿3間・社拝殿方3間・祭礼9月26日・石鳥居1基・奉祀 上原安芸)

村の東高祖山の西の麓にあり。 怡土郡の宗廟なり。神殿ハ乾[1]に向へり。 祭る所彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)玉依姫命(たまよりひめのみこと)・神功皇后。

天文10年(1541)原田弾正隆種新たに神社を造立せり。今の社殿是也。 寛文2年(1663)光之公[2]補修し給へり。 石鳥居ハ元禄6年(1695)の夏綱政公[3]造建し給ふ。

社内に受敬神社有。神池本社の左右にあり。 左にあるを陽池(水面径3間)といひ、右にあるを陰池(水面径2間)といふ。 炎旱にも涸渇せすといへり。 陽池の中嶋に宗像三女神を祭れり。

神木といふ楠(周り1丈5尺余。ナカノトリイといふ所にあり。今の鳥居より40間下)あり。 昔中の鳥居建りし所也とそ。

又神社に向へる右にエゲの馬場・桟敷なといふあり。 いにしへ高祖宮、三雲村の頓宮へ神幸の時、随従の輩此所より馬に乗れりといふ。

鳥居と拝殿前の石段との間に流鏑馬馬場・相撲場あり。 大鳥居口(大なる礎石あり。)といふ所あり。 ヲゝシモといふ所に古宮址あり。(礎石今に存せり。)

毎年4月第4日曜日午後2時頃から夕方まで「昼神楽」が、10月第4土曜日午後6時頃から10時頃まで「夜神楽」が奉納される。これらは「高祖神楽」と呼ばれる。

ひとくちメモ

参道口は県道56号線脇にある。 350mほどだらだら上ると金龍寺の参道口がある。 さらに100m余り坂を上ると、神門の前にたどり着く。 ここから石段と坂道が交互に続く。神楽殿のある平坦面までの段数107段(108段かも?)。 さらに15段を上れば社殿の前にたどり着く。

社殿に向って右手には藤棚、その奥に男池がある。 社殿に向って左手には女池がある。 境内はヒノキ・クス・スギなどの多くの木々で囲まれている。

広い境内である。社殿の前の三段の石垣はなかなか他では見れないものである。

写真

  • 拝殿
    拝殿 
  • 神殿
    神殿 
  • 神殿軒下の装飾
    神殿軒下の装飾 
  • 境内風景 - 拝殿を背にして撮影
    境内風景 - 拝殿を背にして撮影 
  • 男池 - 拝殿に向って右手奥
    男池 - 拝殿に向って右手奥 
  • 参道口
    参道口 
  • 女池 - 拝殿に向って左手奥
    女池 - 拝殿に向って左手奥 
  • 境内の森
    境内の森 
  • 藤棚 - 拝殿に向って右手
    藤棚 - 拝殿に向って右手 
  • 神楽殿
    神楽殿 
  • ニの鳥居(元禄6年(1693)福岡藩主4代藩主黒田綱政が奉納)
    ニの鳥居(元禄6年(1693)福岡藩主4代藩主黒田綱政が奉納) 
  • ニの鳥居の柱(左、「元禄六癸酉初夏吉□□□□」銘)
    ニの鳥居の柱(左、「元禄六癸酉初夏吉□□□□」銘) 
  • ニの鳥居の柱(右、銘は判読不可)
    ニの鳥居の柱(右、銘は判読不可) 
  • 参道
    参道 
  • 神門
    神門 
  • 徳満宮
    徳満宮 
  • 門前の町並(前方の山々は雷山山系)
    門前の町並(前方の山々は雷山山系) 
  • 金龍寺・高祖神社図 - 『筑前國続風土記附録』より引用
    金龍寺・高祖神社図 - 『筑前國続風土記附録』より引用 

  • 『筑前名所図会』

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脚注