釣鐘山
聖種寺
[聖種禅寺]
曹洞宗
★☆☆
二丈町の眺望
伊藤氏参拝済
銅造如来形坐像
- 住所・電話
- 〒819-1621 福岡県糸島市二丈深江66-1 標高:42.7m 地図 GMAP 092-325-1396
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歴史
山門前にある「由緒沿革の碑」の内容をそのまま引用する。(西暦年号、ふりがなは作者が挿入した。)
後宇多天皇弘安3年(1280)、 筑前国怡土の豪族であった地頭職二条城[1]城主深江豊前守原田宗種が先祖菩提の為善意を発し、 聖一国師(円爾弁円)を招請して釣鐘山聖種寺を創立した。
南北朝時代康歴元年(1379)に原田宗種が寺領を寄進した。
もとは天台宗であったが、 後奈良天皇天文年間(1532-1555)に長洲の大寧寺前総持祥翁陽吉大和尚を招請して再建開山とし、 正親町天皇の永禄3年(1560)に曹洞宗に改宗した。
本尊 銅造如来形坐像 県文化財 開基 二条城城主 原田宗種 開山 聖一国師(円爾弁円) 弘安3年天台宗 再開山 祥翁陽吉大和尚 永禄3年曹洞宗 本尊は銅造如来形坐像で12世紀の鎌倉時代に朝鮮半島の高麗で鋳造されたもので韓国国立博物館[2]に保存されている佛像と同一である。
当地方は古くから朝鮮半島との交流が盛んであったことから佛教美術的にも重要な文化遺産です。 昭和57年に県文化財に指定された。
当寺は700年前より度々の兵火にも逢わず残る古刹である。
曹洞宗 釣鐘山 聖種禪寺
ひとくちメモ
聖種寺は上深江の小高い山の北側の山裾の高台に伽藍を構えている。 聖種寺から眺める北側の唐津湾は必見である。 上の歴史の項で記載したが、様々な歴史を刻んできた寺院である。
臨済宗東福寺派の博多承天寺の開山もしている聖一国師は臨済宗の僧であったが、この天台宗の寺院も開基している。 少し不思議な気がしたので調べてみてわかったのであるが、 聖一国師はもともと天台・真言も混ぜて禅の普及に努めていたようである。
に、再度お参り。境内を清掃されていたお寺関係の方のお話によれば、 銅造如来形坐像は海中から引き揚げられたもので、背面には牡蠣殻が付着しているとの事である。
韓国国立中央博物館(국립중앙박물관)のホームページもおもしろい。時間がなく全部のページは見ていないが読者も一度訪れてみてはいかがでしょうか?
伊藤氏メモ本堂は自由にあがってお参りできますし、カラー刷りのパンフレットも置かれています(無料配布)。ただし、本尊の銅造如来形坐像は、伊都国歴史博物館に展示貸出中(H27.10.6~11.23 秋季特別展「玄界灘の波濤を越えて」)で、残念ながら拝観することはできませんでした。
『糸島郡誌』には、「上深江東方の丘陵に倚り展望に富む。もと福岡金龍寺の末寺なり」とある。()
写真
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