bukki 万歳山 龍国寺(りゅうこくじ) [龍國禅寺・龍國寺] 曹洞宗 ★★★ 坐禅 田園風景 伊藤氏参拝済 糸島西部八十八ヶ所霊場第68番

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〒819-1626 福岡県糸島市二丈波呂474   標高:31.9m MAP GMAP 092-325-0585 
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歴史

龍国寺中の石碑の内容をそのまま記す。 注釈は『二丈町誌(平成版)』第7章宗教 第4節 寺院の項を参考にした。

曹洞宗庁法幢会萬歳山龍國禅寺は建仁3年(1202)小松内大臣平重盛[1]の菩提の為重盛公を開基とし 高祖城主原田種直[2]公創建の寺なり。 初め小松山極楽寺と号し徹慶智玄大和尚を請じて開山となし天台宗の寺なりしが 至徳元年(1384)足利将軍義満公伽藍仏像を造立し[3]充祐大和尚を請じて曹洞宗となる。 その後天正2年(1574)[4]高祖城主原田隆種公は四男親種公菩提の為寺を再興号を萬歳山龍國禅寺と改め 本室智源大和尚[5]を請じて中興開山となし現在に至る。

二丈町誌(平成版)』によれば、本堂天保11年(1840)、法宝殿享保7年(1722)、 山門天明8年(1788)建立という。

伊藤氏メモ『糸島郡誌』によれば、万歳山と号すのは、創建の原田種直の法名が万歳院であることに因み、龍国寺と号すのは、原田隆種公の四男親種公の法諱が龍国寺殿であることに因んだものという。()

当ページ内、地蔵堂鉄肝園年間行事予定龍国寺の寺宝『筑前続風土記』天降天神社もご覧下さい。

ひとくちメモ

龍国寺は糸島の田園の中にひっそりと伽藍を構えている。寺の前の小川のせせらぎ、苔むした石垣・門前の田園風景など素敵である。 作者のお気に入りのお寺である。 四季折々で異なった楽しみ方はあるが、作者は初夏(田植の終わった頃)にお参りするのが好きである。

龍国寺の前の通りに「鳴滝」の道標がある。この道を登って行くと角度がなだらかなきれいな滝がある。

伊藤氏メモ広くはない境内であるが、そこには山水があり、門前の小川のせせらぎや鳥の声も聞こえてくる。寺の周囲の壁の石垣の苔むした風も趣きがある。紅葉もさまになる山裾の古刹である。

本堂左側には、「原田大六先生ここに寂す」と記された石碑がある。考古学会の巨人・原田大六については、Links② で紹介されている。

山門入って右手の畳敷きの地蔵堂は龍国寺文庫と名付けられ、児童書のミニ図書室となっている。()

写真

  • 境内風景 - 正面が山門
    境内風景 - 正面が山門 
  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 本堂の祭壇(ご本尊は観世音菩薩)
    本堂の祭壇(ご本尊は観世音菩薩) 
  • 境内の釈迦如来
    境内の釈迦如来 
  • 鐘楼
    鐘楼 
  • 鐘楼
    鐘楼 
  • 本堂
    本堂 
  • 本堂の梁の龍の彫り物
    本堂の梁の龍の彫り物 
  • 山門の表札
    山門の表札 
  • 山門より本堂を望む
    山門より本堂を望む 
  • 境内のイヌマキの古木 - 右手は地蔵堂
    境内のイヌマキの古木 - 右手は地蔵堂 
  • 山門前
    山門前 
  • 山門前の苔むした手水
    山門前の苔むした手水 
  • 山門前の田園風景
    山門前の田園風景 
  • 石垣の石仏
    石垣の石仏 
  • 山門前の通り(曼珠沙華の赤い花が美しい)
    山門前の通り(曼珠沙華の赤い花が美しい) 
  • 山門前の通り(ツワブキの黄色の花が美しい)
    山門前の通り(ツワブキの黄色の花が美しい) 
  • 山門前の柿木
    山門前の柿木 
  • 全景
    全景 
  • 全景 - 写真中央が龍国寺
    全景 - 写真中央が龍国寺 
  • 鐘
    鐘 
  • 境内の石碑
    境内の石碑 

地蔵堂

地蔵堂
地蔵堂 
地蔵堂内(左右に多くの図書が収蔵されている)
地蔵堂内(左右に多くの図書が収蔵されている) 
地蔵菩薩像(台座に元禄8年の銘)
地蔵菩薩像(台座に元禄8年の銘) 

当地蔵堂は大正8年(1919)波呂区内の地蔵菩薩を境内に合祀再建されたもの。

昭和30年(1955)代まで「波呂にわか」として波呂の人達によって芝居が上映されていた。

地蔵堂には「龍国寺文庫」と称し、多数の図書が所蔵されている。 当文庫は平成25年(2013)6月に始まった。 (以上 地蔵堂前の掲示文書より)

祭壇中央の地蔵菩薩立像は台座に元禄8年(1695)銘が刻まれている。


鉄肝園

鉄肝園
鉄肝園 
鉄肝園
鉄肝園 
鉄肝園
鉄肝園 
祭壇前の張り紙
祭壇前の張り紙 

鉄肝園は本堂と棟続きの庫裏・納骨堂などの建物の裏手(南側(山側))にある。

庭は建物に沿った長い廊下の何処からでも眺めることができる。 廊下には昔ながらの板ガラス戸が設置されている。なかなか渋いつくり。

ツツジを基調とした設計。季節になるとツツジの花が綺麗だろう。 庭は副住職自ら手入れされておられるようだ。 (当ページにリンクを貼ったYOUTUBEの画像参照)

当寺は少なくとも5回は参拝しているが、建物内に上がったのは初めて。 祭壇の前で念仏していると、尼僧と思しき人が出てこられ、建物内を案内して下さった。 鉄肝園を鑑賞するもの初めてであった。 非常に丁寧な対応をしていただいた。(2021-07-05記)


年間行事予定

(山門の掲示より)
1月16日えんま様
2月釈尊涅槃会
3月彼岸会
5月釈迦降誕会・説教会
7月7日大般若会
7月12日お薬師様・お不動様おこもり
8月5日施餓鬼会
9月彼岸会
10月龍国寺田んぼコンサート
12月釈尊成道会
12月31日除夜の鐘(23:30〜)引き続き(24:00〜)祝祷諷経(しゅくとうふぎん)
毎月最終土曜日
19:00〜
夜の坐禅会
毎月第3木曜日
5:00〜
朝の坐禅会
坐禅・読経・お粥(7:30まで)
不定期開催おとなの寺子屋・お話会・坐禅会・音楽会・稽古会・上映会等々

龍国寺の寺宝

以下は『二丈町誌(平成版)』より引用。

  • 木造阿難尊者立像(福岡県重要文化財)
  • 銅造如来像(新羅時代)
  • マリア観音坐像
  • 足利義満寄進香炉・青銅露座釈迦牟尼仏
  • 古文書類

以下は、伊都国歴史博物館で『糸島平家物語』の展覧会に行き、作者が実際確認した。 写真撮影ができないのが残念である。

  • 平重盛の坐像
  • 原田種直の坐像
  • 原田種直の冠台
  • 平重盛の小袖
  • 原田種直使用硯箱

天降天神社

全景(矢印の先に仏堂・レンズに雨の水滴がついています)
全景(矢印の先に仏堂・レンズに雨の水滴がついています) 
社殿
社殿 
社殿の扁額
社殿の扁額 
境内風景 - 社殿を背にして撮影
境内風景 - 社殿を背にして撮影 
石段 - 石段最上部より撮影
石段 - 石段最上部より撮影 
庚申塔 - 鳥い脇
庚申塔 - 鳥い脇 
二丈の田園風景(左上に可也山が見える) - 社殿より撮影
二丈の田園風景(左上に可也山が見える) - 社殿より撮影 
仏堂 - 鳥居前の民家の入口脇
仏堂 - 鳥居前の民家の入口脇 
祭壇(向って左手より、天部の尊像・不動明王・如来形仏像) - 仏堂内
祭壇(向って左手より、天部の尊像・不動明王・如来形仏像) - 仏堂内 
祭壇中央の不動明王 - 仏堂内
祭壇中央の不動明王 - 仏堂内 
アジサイ - 社殿脇
アジサイ - 社殿脇 
アジサイ(拡大) - 社殿脇
アジサイ(拡大) - 社殿脇 
ヒメヒオウギズイセン - 鳥居に向って左手の土手
ヒメヒオウギズイセン - 鳥居に向って左手の土手 

鎮座の詳細は不詳。明治5年(1872)村社に定めらる。(Links① より)

鳥居の前の旗立石は万延元年(1860)銘。

当社は、龍国寺の門前の道より東北方向、徒歩1分の小高い丘の上に鎮座している。

鳥居の前の民家の門の脇には仏堂があり、不動明王他2仏が祀られている。

龍国寺より、当社までの道は古くからあるもののようで、昔ながらの風情を味わえる。 社殿のある高台からは二丈の町並み、その先に可也山を眺めることができる。


『筑前続風土記』巻之二十二 公領

○龍國寺

波呂村に在。原田治郎太夫種直開基の地なり。 種直は平家によしみ深かりし故、始終忠を盡し、節を守りける。

平家亡て後、鎌倉に召寄せ禁獄せられ、十三年の春秋を過ごして後 、免許を蒙りて筑前に下り、漸に家を立てけるが、小松重盛の為に此寺を 建、菩提所とす。今も重盛公の位牌あり。 種直の墓も此地に在。

始は天台宗にて、極楽寺といへり。 開山を徹慶と云。原田了榮此寺を再興して禅宗とし、龍國寺と名を改め、高祖の金龍寺の末寺とす。了榮の墓も此寺に在り。

脚注

関連寺院(※過去に関連していた寺院も含みます。必ずしも現在関連している寺院とは限りません。)

周辺のスポット(4km以内)

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