主榮山
壽福寺跡
[壽福寺・地蔵庵跡・火伏地蔵]
真言宗
☆☆☆
伊藤氏参拝済
歴史
門前の案内板の内容をそのまま記載する。
火伏地蔵尊縁起
遠い昔・篠山下に雷山千如寺の末寺の主栄山寿福寺があったが、いつしか小庵となって本尊地蔵仏の他に、観音・薬師・大日・弘法の4仏が祀られていた。
前原宿場が賑やかになった文化7年(1810)宿場の中心部を焼きつくす大火に見舞われた。
そこで、地蔵庵を、宿場の東入口(現前原局東)へ移して、宿場の火難を防ぐ「火伏地蔵」として祀ったところ、その後は前原宿には一度も火災が起こらなくなった。
7月24日の祭礼には、火災をのがれたいと近村の人々が、群集して参詣するので賑やかなお祭りになった。
郵便局の移転で現在地に祀られている。
祭礼日 毎年7月24日
平成2年10月吉日 地蔵尊世話人一同
ひとくちメモ
現代の壽福寺跡は唐津街道前原宿の東口より約400m南に鎮座する。 境内の横はJR筑肥線が疾走し、門前のR564も道は狭いが車の往来が激しい。 境内は地元の方々のおかげでキチッと清掃されている。
地蔵堂は表にガラスの格子戸があり、さらに仏壇もガラスの格子戸で守られており、案内板にある地蔵・観音・薬師・大日・弘法の像を拝むことはできなかった。
毎年7月24日に祭礼があるようなのでその日に再度お参りして拝ませていただこう。
他に境内には六地蔵尊・宝篋印塔も安置されている。宝篋印塔の銘は残念ながら読み取れなかった。
写真
『筑前国続風土記拾遺』巻之50 志摩郡 下 前原村の項
駅の東口に在。 主榮山と号す。怡土郡雷山仲坊に属す。小庵なり。 本尊火伏地蔵(木像長1尺2寸)と云。 観音薬師大日弘法の像も安置せり。 (此庵も旧舞岳の麓に在民家と同時に此地に移せり。)
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