heritage しらみぐち地蔵堂(しらみぐちじぞうどう) [白み口地蔵堂] 仏教礼拝所 ☆☆☆ 唐津街道 享保の大飢饉 福吉西国霊場第19番

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〒819-1631 福岡県糸島市二丈福井   標高:8.8m 地図 GMAP
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歴史

案内板の内容をそのまま記載する。

白み口(しらみくち)」と「地蔵尊」

初代唐津城主、寺沢志摩守広高が、 慶長4年(1599)に怡土郡3万石を加増され開田や開塩事業の督励のため、 よく現地廻りにでかけていた。

早朝に唐津を出て馬で出発、 東の空が白みかける頃ちょうどこのあたりに来ていた。

その為にこの周辺を「白み口(しらみくち)」と呼んでいた。

地蔵尊は享保18年(1733)に大飢饉があり当時の二丈町の3分の1に当る約1500人の人々が死亡。 地蔵尊にまとめて葬った。 相前後して六ヶ所の地蔵尊がつくられたという。

番所の地蔵尊の台座には、この功績をたたえて大法寺7代和尚のことが天明(1786)の 日付で残っている。

福吉校区まちづくり推進協議会

祠の右側には「地蔵菩薩台座曰」なる台座の拓本と思しきものが額に入って安置されている。 かなりよみづらいが「大法寺高績巧和尚云々」の文字がある。 大法寺はここから南側600mほどの所に伽藍を構えている。

御堂前の国道202号線は唐津街道である。

ひとくちメモ

番所跡前は国道202号線が走り、車がひっきりなしに往来している。 番所跡には「地蔵尊」が鎮座している。 地元の方々の信仰心があつく、きれいに清掃され、花も手向けられている。

写真

  • 地蔵堂
    地蔵堂 
  • 地蔵尊 - ご本尊
    地蔵尊 - ご本尊 
  • 表札
    表札 
  • 地蔵尊内の台座の拓本
    地蔵尊内の台座の拓本 
  • 大法禅寺の札の束 - 地蔵堂内
    大法禅寺の札の束 - 地蔵堂内 
  • 「福吉西国霊場」の額 - 地蔵堂内
    「福吉西国霊場」の額 - 地蔵堂内 
  • 祭壇(床には栗石が敷き詰められている)
    祭壇(床には栗石が敷き詰められている) 
  • 門前の風景(左右方向の道(国道202号線)が唐津街道)
    門前の風景(左右方向の道(国道202号線)が唐津街道) 
  • 裏手の海岸(先の姫島が見える)
    裏手の海岸(先の姫島が見える) 
  • 裏手の海岸(福吉の港が見える) - 西に向かって撮影
    裏手の海岸(福吉の港が見える) - 西に向かって撮影 
  • 御堂前を走るJR筑肥線の列車
    御堂前を走るJR筑肥線の列車 

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