heritage 老松神社(しんしょうじあと) [神松寺跡] 神仏習合 ☆☆☆ 老松神社

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〒814-0121 福岡県福岡市城南区神松寺1丁目4-9   標高:10.9m 地図 GMAP
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歴史

境内にある唯一の建物は薬師堂である。 昔は老松神社と、この薬師堂ゆかりの神松寺は一体となって神仏を祭祀していたのだろう。

醫徳山 神松寺は開山は南谷聖奭(なんこくしょうせき)和尚。永享年中(1429-1440)開基された。 天文7年(1538)太宰大弐大内義孝が太宰宣を下し、太宰府の祈願所とした。 老松神社の創建はそれ以前にさかのぼる。平安時代菅原道真(845-903)が左遷され、京都から太宰府に赴く途中この地に立ち寄ったと伝わる。

『筑前國続風土記』によれば、「然共(しかれども)今は寺絶て、本尊及び書像はのみ民家に残れり」とあり、 『筑前國続風土記』編纂の取材時(元禄期(1688-1704))には廃寺となっていたようだ。 次にそれより約100年後に編纂された『筑前國続風土記附録』(1793頃)には「博多承天寺に属せり。此寺に南谷和尚の書像あり。寺寶とせり。」と「寺」としての体をなしていたような記事となっている。 この100年の間に再興されたのかもしれない。 その後の経緯は不明。

神松寺が太宰府の祈願所であったことから、当社を参拝することは太宰府天満宮に参拝するのと同様のご加護があると伝わる。 (以上 門前の案内板・『筑前國続風土記』巻之21 早良郡 下・『筑前國続風土記附録』巻之38 早良郡 上 片江村の項より)

ひとくちメモ

薬師堂は施錠され、賽銭投入口から覗いても内部は薄暗く、ご本尊は拝めない。

薬師堂(社殿)は丘の上にある。 境内からは城南区の町並みを見下ろすことができる。 表参道は東側のようで、参道口からは70段の石段を登らなければならない。 西側からは薬師堂の裏手に車を横付けでき、駐車場があり7台ほど駐車ができるようだ。 ただ、この駐車場は当社の参拝用かどうかは未確認。駐車場への車道は道が入り組んでいる。

写真

  • 城南区の町並 - 薬師堂を背にして撮影
    城南区の町並 - 薬師堂を背にして撮影 

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