仏旗 本願山 選擇寺(せんちゃくじ) 浄土宗  SENTYAKUJI TEMPLE 博多寺町コース第26番 唐津街道博多 木造阿弥陀如来立像伊藤氏参拝済

  • 山門
    山門 
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〒812-0035 福岡県福岡市博多区中呉服町9-21  MAP 092-281-2642
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【中呉服町】選擇寺(せんちゃくじ)にある遊女 雪友の墓 - 【Y氏は暇人】

歴史

天正2年1574行誓(ぎょうせい)覚公和尚により創建・開山されたという。 「選擇」の由来は阿弥陀仏四十八願の十八願「悪を取り去り善を選り分ける」によるという。

選擇寺は元文5年1740に遊女屋が集まった旧柳町-石堂川西岸(旧大浜小学校付近[1])の旦那寺となり、 亡くなった遊女の投げ込み寺となったという。下記の紫陽花忌を参照のこと。

伊藤氏メモ福岡寺院探訪』によれば、昔は、「一に選擇、二に大圓寺」などと言われるほど裕福な寺であったが、いつしかその面影もなくなり、 昭和60年、新たに住職が当寺に入ったときには、無住のため荒れ放題で見るかたもなく、いたる所で雨漏りがしたという。()

参考:『筑前國続風土記拾遺

行事

毎年6月27日13時より 「紫陽花(あじさい)

※江戸時代末期、19歳で亡くなった、母親思いで信心篤い名妓・雪友の命日。 江戸時代から明治初期にかけて亡くなった遊女、580体の無縁仏を供養する。 詳細は雪友さん、つらかったよね。でもがんばったよね。 | 博多の魅力 参照の事。

境内の案内板より

木造阿弥陀如来立像

ここ浄土宗の選擇寺は16世紀中頃開かれ、 17世紀には住吉の妙圓寺 の末寺となっています。この寺の本尊として祀られているのが、木造阿弥陀如来像です。

この仏像は、高さ119.4cm、檜材を用いた寄木造で、肉身部は漆箔を施し、頭髪と法衣は彩色を行っています。

広めの瞼に前方下方を見つめる彫眼の伏目、円満な顔立ちと頬のふくよかなふくらみ、 浅い彫りで流れるような美しい衣線文、腰部から垂下した衣文で量感のある 上腿(じょうたい)を表すなど、優美な象容とすぐれた彫技を示しています。

本仏像は行基の作と伝えられていますが、以上のような特徴から、平安時代後期の 作風と彫技を備え、京都や奈良の中央仏師により造られたものと考えられます。 この仏像は、本市に数少ない平安時代の仏像彫刻の優品として貴重な文化財です。

1999年3月 福岡市教育委員会

ひとくちメモ

選擇寺の山門前は旧唐津街道で、すぐ東側の石堂橋は博多の町の玄関口であった。 福岡大空襲の被害からかろうじて免れ、古い街並みが残っている場所である。


筑前國続風土記拾遺』巻之9 博多寺院(下) 選擇寺の項

本願山起行院と号す。 浄土宗鎮西派那珂郡住吉村妙圓寺の末なり。 開山を行誓覺公といふ。 永禄9年1566或云天正中起立せり。 本堂の傍に伍大力ノ菩薩を安置せり。 毎年正月13日伍大力講とて商人等會集す。

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