孤峯山
西光寺
浄土真宗本願寺派
★☆☆
国宝の梵鐘
伊藤氏参拝済
- 住所・電話
- 〒811-1123 福岡県福岡市早良区内野2-7-13 標高:66m 地図 GMAP 092-804-2733
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歴史
『筑前國続風土記拾遺』巻之下44 早良郡 中 内野村の項に下記の記載がみられる。
本村に在・真宗西穂波郡飯塚村明正寺の末なり。 開基の僧を天海(深江氏)といふ。
伊藤氏メモ開基を高祖城原田氏の家臣にて天海という。(『福岡寺院探訪』より)()
本堂に向かって左手の石段を登った所に国宝の梵鐘がある。
ひとくちメモ
梵鐘をガラス越しに見たが、国宝と言う先入観もあったとは思うが、風格があった。 読者も是非お一度お参りされたし。 収納庫は本堂左手の納骨堂の脇の石段を登った所にあり、見逃されないよう注意されたし。 西光寺の周辺は住宅街となっており、少し歩くと田園地帯が広がる。
伊藤氏メモ国宝の梵鐘は、残念ながら見ることができませんでした。九州国立博物館に貸出し中で、戻ってくるのは、 来年、平成27年(2015)の4月以降とのことでした。ただし、現在は、博物館で調査等を行っており、先々、 [海の道、アジアの路]という企画展の際に一般公開に付されるとのことでした。 代わりにということで、その梵鐘の3D作成ミニチュアと、銘文部分の同3D作成分を見せてくださいました。()
写真
全景(国宝の梵鐘が提げられている鐘楼は左手白い建物の裏手) 本堂正面の柱の龍の彫物 本堂の扁額 本堂正面の柱の獅子の彫物(右) 本堂正面の柱の獅子の彫物(左) 本堂正面の柱の彫物 山門 親鸞聖人像 山門脇の石碑「世のなか安穏なれ 佛法ひろまれ」 梵鐘の収納庫横より本堂を望む 西光寺前の通り 山門前にカラスの赤ちゃん(^^) 境内風景 - 本堂を背にして撮影 境内のマキ 門前の風景(前方の山は油山山系)
国宝の梵鐘
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『福岡県文化百選 9 (歴史散歩編)』によれば、 我が国の紀元梵鐘では5番目に古い鐘[1]である。 平安時代前期の古鐘で総高136.4cm、口径77.5cm。鐘を釣り下げる 竜頭 は蓮華 の反花 型で、上に宝珠を戴く。 撞座の中心高は奈良朝の梵鐘に比べて低い。 銘文によると、承和6年(839)に伯耆国(鳥取県)の多福寺に寄付されたが、 同寺の衰退で近江の金物商に売られ、さらに 大阪の古物商の手に渡って店頭に置かれていたのを明治30年(1897)梵鐘を求めていた 西光寺が買い取り、ようやく安住の地を得た。
太平洋戦争のさなかには地金として供出されそうになるが、重要美術品として九州大学が 調査を進めていたこともあって危うく難を逃れた。
現在は、保存性の理由から平成7年に鐘楼ごと収納庫で覆われたが、窓から見学する事ができる。 以前は、朝夕6時に鐘をついて時刻を知らせていたが、近年鐘に小さなひびが発見されたため、 鐘の音をテープに取って流している。
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