御子神社
[地蔵堂]
神道
☆☆☆
お乳
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- 〒814-0153 福岡県福岡市城南区樋井川3丁目43 標高:17.6m 地図 GMAP 092-561-1031
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歴史
祭神は安徳天皇(御子大神・安産と子供の守り神)。『筑前国続風土記拾遺』によると、安徳天皇(1178-1185)がある年の大晦日に大宰府から糸島郡吉井に遷御されたさい(安徳天皇御事蹟論にも見られる)、白馬に乗ってこの地区を通り過ぎようとされたが、誤ってシメ縄に引っ掛かり井戸に落ちたと伝わる。この古い言い伝えにより、昔から上長尾地区では、白馬は飼わない、正月のシメ縄は飾らない、又井戸を掘ってはならないと言い伝えられている。(境内の案内板より)
境内に置かれている「御子宮」と彫られた鳥居の束額は750年前(西暦1250年頃・鎌倉時代後期)に彫られたと推定されるという。(束額脇の案内板より)
門前の鳥居には「嘉永7年(1854)11月」銘。
『筑前國続風土記附録』にも記事がある。
地蔵堂は社殿に向かって左手にある。 御堂の縁起などは不詳。分かり次第追記します。
ひとくちメモ
境内には確認しただけでシイ(椎)の巨木が3株、社殿の左手は杉林となっている。 境内全般木々に囲まれ、神を感じさせるたたずまいである。
当社の読み方「みこじんじゃ」は通りがかりの人から教えて頂いた。 また、ネットの記事にもこの読み方で通っているようだ。 一方、『筑前國続風土記附録』にはわざわざ、ふりがなを振って「ヲンゴ」としている。 昔はこう読んでいたのかもしれない。
地蔵堂内には2体の地蔵菩薩が祀られている。 向って左手の御影石製と思しき地蔵尊は表面が長年の風雪にさらされてかかなりすり減っている。 古仏と思われる。
写真
束額「御子宮」(脇の案内板によれば「平成10年に大学の先生が調査した結果約750年前に彫られた」) 境内の杉林 地蔵堂内 2体の地蔵尊(右手の尊像の台座は昭和42年銘) - 地蔵堂内 「恵みのお乳」(シイの巨木の根本と思われる。「妊婦の方はおさわり下さい」と表示あり) シイの巨木
『筑前國続風土記附録』巻之 38 早良郡 上 上長尾村の項
○御子大明神社(神殿方1間・拝殿方2間・祭礼9月25日・奉祀久野造酒)
産神なり。祭る所の神名詳ならす。
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