仏旗 車僧観音堂(くるまぞうかんのんどう) 不詳  KURUMAZOU KANNON DOU TEMPLE 伊藤氏参拝済

  • 観音堂
    観音堂 
住所
〒812-0053 福岡県福岡市東区箱崎2丁目11-1 標高:5m MAP GMAP  
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歴史

観音堂前に掲げられている銅板製の案内板によれば、車僧がこの付近の松の木の上で坐禅をしたのだという。 その時代は鎌倉時代であったようである。 その松の木は明治8年1875に伐採されたという。

この僧の正式名は深山正虎禅師。 京都太秦の海正寺の開山。 いつも破れ車を乗り回しているのでその名がついたという。 またよく700年前の話をするので700歳とも言われたという。 生年は元享2年1322承天寺第9世直翁智侃(じきおうちかん)1245-1322に参禅して僧侶になったという。 能の題目の一つ「車僧」の登場人物として有名であるようである。

『筑前國続風土記拾遺』巻之39 表粕屋郡 上 箱崎村の項に下記の記事がみられる。

車僧観音

中小路に在。昔海生寺と云禪寺の址と云。 承天寺の廃寺簿に出たり。 今村人海蔵寺と云ハ誤ならんか。 小堂の内に自然石に梵字を刻めるを安置して車僧観音と云。 此地の樹上に一夏坐禅せし事有。 此所成へし。扶桑隠逸傳云。(後略)

ひとくちメモ

観音堂は民家の脇のひっそりと建てられている。 狭い境内には、大きな石製の覆屋に守られた多数の石、大正2年銘の石碑などが観られる。 堂内には真新しい生花が供えられており、近隣の方々の信仰心の篤さを感じさせる。

観音堂脇には用水井戸の石碑と、古い石が確認できる。 このすぐ西には網屋天満宮が鎮座しており、その付近には江戸期に藩主の御茶屋があったという。 観音堂脇の町内の掲示板の上には「茶屋小路掲示板」と記され、その面影を感じさせる。

写真

  • 観音堂内の荘厳
    観音堂内の荘厳 
  • 大正2年銘の石碑
    大正2年銘の石碑 
  • 石祠内の多数の石
    石祠内の多数の石 
  • 観音堂(「茶屋小路掲示板」が設置されている) - 南側から撮影
    観音堂(「茶屋小路掲示板」が設置されている) - 南側から撮影 
  • 用水井戸の石碑と古い石
    用水井戸の石碑と古い石 
  • 門前の町家
    門前の町家 


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