唐泊大歳宮
神道
★☆☆
歴史
『筑前國続風土記附録』巻之43 志摩郡 上 唐泊の項に下記の記事がみられる。
大歳大明神(神殿方1間・拝殿2間3間・祭礼9月29日・石鳥居1基・奉祀牟田伊豆)
本編に見ゆ。産神也。 祭る所素戔雄尊・大己貴命・大市姫命・天地迦流瑞姫命・奥津彦命なり。
社内の稲荷2社あり。 其1社に黄帝の木像あり。防州の船師爰に納めりといふ。 いつの頃かにやありけん。 彼の船師洋中に船はせしに、逆風にあひ船たちまち覆らんとす。 其時ふかく黄帝に祈願せしか、つゝがなく帰帆せり。 故に神像を彫刻し、霊告もまかせてこゝに納めりとそ。
又境内に清泉(竪2間・横5尺)あり。神井といふ。
ひとくちメモ
石段の登り口の覆い屋の中に古井戸がある。これが、上で記された「神井」のことかも知れない。
石段を登って境内に入る。 ご神木と思しき大楠が社殿の横に立っている。 境内からは唐泊漁港、その先には雷山山系も眺めることができる。
門前より狭い道を5分ほど歩くと「うしろ浜」という、きれいな砂浜がある。
写真
拝殿 神殿 鳥居 石段 大楠 摂社・末社 - 神殿裏手 門前の猿田彦大神(左)と古井戸 境内のイソヒヨドリ(雌) 社殿に向って右手に山上に向かう山道(季節柄前進を断念) 願海寺(左赤丸内)と東林寺((左赤丸内)) - 境内より撮影
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