heritage 上町天満宮(かみまちてんまんぐう) [観音堂] 仏教礼拝所 ☆☆☆ 唐津街道 糸島東部八十八ヶ所霊場第37番

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〒819-0167 福岡県福岡市西区今宿3丁目14   標高:4.8m 地図 GMAP
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歴史

上町天満宮唐津街道今宿の西構口のすぐ手前に鎮座している。

糸島東部八十八ヶ所霊場第37番の観音堂は天満宮社殿に向って左隣りにある。

当社境内の観音堂が糸島東部八十八ヶ所霊場第37番であることは、福岡市西区在住の藤井氏に教えて頂いた。感謝感謝。

地元の古老の話によれば、観音堂は近々取り壊すとのこと。 御堂を管理する方々が高齢化してきた為という。残念無念。(藤井氏よりの情報)(記)

ひとくちメモ

観音堂の扉は施錠されており、扉の前での参拝となった。 観音堂は通常の仏堂の3-4倍ほど縦長になっている。内部がどうなっているか気になる所だ。

上町天満宮の記事は当ページ下部に掲示します。

写真

  • 観音堂
    観音堂 
  • 霊場額(「第三十七番 上町宮 本尊観世音菩薩 糸島東部八十八ヶ所」)
    霊場額(「第三十七番 上町宮 本尊観世音菩薩 糸島東部八十八ヶ所」) 
  • 門前の唐津街道(天満宮は左手) - 周船寺に向って撮影
    門前の唐津街道(天満宮は左手) - 周船寺に向って撮影 

上町天満宮

参道口
参道口 
境内風景 - 社殿を背にして撮影
境内風景 - 社殿を背にして撮影 
石祠(中央)と庚申塔(右)
石祠(中央)と庚申塔(右) 
ムクノキ - 天満宮神殿裏手
ムクノキ - 天満宮神殿裏手 
エノキ
エノキ 
エノキの根本
エノキの根本 
庚申塔(「寶暦四年(1754)」銘)
庚申塔(「寶暦四年(1754)」銘) 
石祠
石祠 
如来形の石仏 - 石祠内
如来形の石仏 - 石祠内 
境内風景(砂が掃き清められている)
境内風景(砂が掃き清められている) 
案内板
案内板 

当社の「鬼すべ」行事(福岡市民俗文化財)が始まった時期は明確ではないが、太宰府天満宮より勧請し、その際「鬼すべ」が開始されたと伝わる。

行事で使用する道具の多くに昭和9年(1934)3月の「百年祭」に際して新調した旨の墨書があり、 天満宮の勧請または行事の開始が天保5年(1834)のことである可能性が推測される。

「鬼すべ」行事の主な行程については、以下に案内板の内容をそのまま引用する。

  • 毎年1月7日夜、上町天満宮の神殿にて「鬼すべ祭典」を開催し、その後町内の子供、天青会を中心にお祓い、お汐樋、お守箱、太鼓、鬼の面などを持ち、鬼は赤い衣装を着用し今宿海岸にてお汐いを取り町内に戻る。
  • 接待所では、鬼、お祓い、お汐、お寺、鬼の面などで新年の挨拶をして接待を受ける。
  • その後、天満宮に戻り、境内では「松葉火」が焚かれ、「替えましょ替えましょ」と云って「金のウソ」を廻し、一年間の無病息災を願う。
  • 最後に鬼は猛火の中に突進し「鬼蔵」の中に押込み参拝者全員で「祝めでた」を歌い行事は終了する。

神殿の裏手にはムクノキの大木、鳥居をくぐって右手にはエノキの大木がみられる。 いずれも福岡市の保存樹木に指定されている。 エノキの根本はゴツゴツしており、なかなかよそでは見られないものだ。

エノキの脇には「寶暦四年(1754)」銘の庚申塔如来形の石仏が祀られた石祠がある。 参道口に向って左手の旗立石は「慶應元年(1865)」銘。


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