熊野神社
[拾六町大日如来]
神仏習合
★★☆
ツツジ
シイの巨木
クスの巨木
伊藤氏参拝済
イヌマキの巨木
木造大日如来坐像
- 住所・電話
- 〒819-0041 福岡県福岡市西区拾六町5丁目4-7 標高:15.1m 地図 GMAP
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歴史
案内板の内容を抜粋して記す。
熊野神社
この一帯は緑地保全地区で、 境内の杉・槇の大木は市の保存樹に指定されています。
熊野神社が造られた時期は不明ですが、 永仁元年(1293)に生の松原に熊野神社が祀られたことが「旧壱岐神社文書」に記されています。
神社内にある木造大日如来坐像(県指定文化財)は、 大きな耳、端正な顔、流麗な衣紋などから、 平安時代末期から鎌倉時代前期の作品とされています。
神社周辺は、宅地化していますが、宮の前遺跡(弥生時代末期集落)、 湯納遺跡(縄文時代前期の貯蔵穴〜平安時代の掘立柱建築遺構)、 高崎古墳群などがあります。
平成年13月 西区役所
参考:『筑前國続風土記拾遺』の記事。
2015年2月当時、大日如来像の収納庫に向かって右手のお堂前に「新四国第52番」の霊場札が掲げられていたが、2019年11月には、その札から「新四国第52番」の文字が消えて見えなくなっている。 単に、雨風による劣化の為なのか意識的に削除されたのかは不明である。 一方、ここより300m程東側に拾六町地蔵堂があるが、ここにもタイプは異なるが同じ「新四国第52番」の札が掲げれている。
ひとくちメモ
大日如来坐像の収納庫のある熊野神社は十郎川の西の小高い丘(薬師山)の南側の斜面に鎮座している。 門前には、国道202号線バイパスが走り、その上の高架には高速道路(福岡前原道路)が走っている。 車の往来の激しい場所である。
境内は、うって変わって静寂の地となっている。 盛りだくさんの遺構が観られる。 熊野神社本殿、大日如来収納庫、文殊菩薩堂、石造五重塔などなど。
境内と裏手の山には、イヌマキ、クス、杉などの古木が観られる。 拝殿脇には藤棚もある。ツツジの巨木(樹高:2m超)も10本ほどある。
残念なのは、この大日如来像ががっちりと施錠された収納庫の中にあることである。 境内は普段は人気の少ない場所の為、盗難対策としてこうなっているのであるが残念なことである。
、初詣のおり、収納庫が開扉されており、念願の大日如来像を拝む事ができた。 庫内には、十王像と思われる仏像群・薬師如来像と思われる仏像・かなり傷んだ多数の仏像なども安置されている。 大日如来像・薬師如来像?共保存状態は良好である。 感激して、参拝者が途切れる合間合間に何度も拝みました。
初詣。氏子さんと思しき方の話によれば、収納庫は大晦日から元旦の午前中までは毎年開帳される。 当神社の祭司は姪浜住吉神社の宮司が務めているとの事。
伊藤氏メモ大日如来はがっちりと施錠された収納庫の中にあり、年に何度かの縁日等の開帳日にしか拝顔できませんが、お参りに行ったとき、ちょうど管理をされている方がおられ、収納庫の扉を開けてくださいました。やはり実際に見る像はすばらしいものでした。太宰府の九州国立博物館にも展示されたこともあるということでした。()
イベント情報(今日から1年間)
○主催者などに事前に確認の上、参加下さい○
日時 | 内容 | 備考 | 状態 |
---|---|---|---|
2024-01-01(月) (00:00〜20:00) | 大日如来像ご開帳 | 福岡県指定文化財の大日如来のご開帳 | 確定 |
写真
社殿域のツツジ 大日如来像 祭壇右手の古仏群(不動明王・毘沙門天?などがみられる。かなり傷みがある。) 薬師如来像?(手のひらには薬壺があり、それが欠損したのではなかろうか?) 十王?(冥途で死者に7日毎に審判を下す裁判官的な尊格) お堂(扉の右上隅に消えかけた「新四国第52番」の木札が掛けられている) 鳥居(安永7年(1778)戊戌正月銘) 石造五重塔遠景 文殊菩薩堂 文殊菩薩 天神社 石祠 石碑(文字は判読できない) 藤棚 境内風景 境内風景(前方は藤棚) 南側を走る国道202号線バイパス - 境内から撮影 遠景 遠景 - 国道202号線バイパスから撮影
ツツジ
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社殿域に大株8本ほど、鳥居脇(表通り沿い)に大株3本ほど咲き誇ります。 数は少ないが、なかなかなものです。
『筑前國続風土記拾遺』巻之43 早良郡 上 十六町村
新宮大明神社[1]の記事を抜粋して掲示する。
(前略) 社内に大日堂(故、真言宗智光山神宮寺の本尊也といふ。昔村の北鐘撞といふ所に在しを、 寛永年中(1624-1645)薬師山[2]に移す。坐像高4尺斗後光臺座まで6尺斗あり。) 薬師堂(故禅宗道満山壽福寺の本尊也しと云。) 文殊堂[3](宝教寺と云古寺址なり。)等あり。 (後略)
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