八大龍神
[龍王神社]
神仏習合
☆☆☆
福岡市新四国霊場第38番
福博八十八ヶ所第65番札所
歴史
『筑前國続風土記附録』巻之38 早良郡 上 鳥飼村の項に下記の記事がみられる。
〇龍王神(シンカハドテ) 石神也。松1株たてり。龍王松といふ。
上の記事で「シンカハドテ」とは「シン川の土手」すなわち「シン川の川岸」のことと思われる。 八大龍神は確かに川岸にあるが、流れている川は七隈川。 「シン川」では無い。 この川は「シン川」と呼ばれていたのだろうか?
また、「松1株」とあるが、確認できない。代わりにイチョウの巨木が境内のど真ん中に植えられている。
門前に「福博 四国 第六十■」と記された霊場碑が立っている。福博八十八ヶ所第65番札所。
福岡市新四国霊場の札所一覧に「本尊:八大竜王。西新5-15−24 曙子供広場前」とある。 Links② に当所が福岡市新四国霊場の38番札所である事の理由が詳細に記されている。同サイト運営者・早良区在住のサバトラ様に感謝します。
ひとくちメモ
境内への入口は間口半間ほど。 表からはこの中に、このような礼拝所があることが気づきにくい。
境内には、3体の八大龍神・毘沙門天・十三仏・地蔵菩薩・修行大師など多くの神仏が祀られている。 中でも「お亀地蔵」と呼ばれる3個の石のセットでできたものは珍しいものだ。
境内のど真ん中にはイチョウの巨木が立っている。この木が境内の屋根の役割もしているようだ。
ちょうど、地元の方がお参りに来られており、八大龍神が3体祀られていること、 「お亀地蔵」のことなど教えていただけた。感謝感謝。
境内の最奥手には「ガネーシャ」が祀られている。
写真
八大龍神①が祀られているお堂 八大龍神① 八大龍神② 八大龍神③ 毘沙門天 十三佛 お亀地蔵 境内風景(八大龍神②は不動明王に向って右手、八大龍神③は修行大師に向って右手。両方共、尊像の陰になって見えません) 境内風景(左手にイチョウの根本が見える。右手に「お亀地蔵」) 看板 霊場碑(「福博 四国 第六十■」)
ガネーシャ
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境内に掲示された案内書によれば、令和2年(2020)日本とネパールの親善の為、 福岡在住のネパール人組織「福岡ネパール・ソサイアティ」の皆さんに寄贈されたもの。
ガネーシャはネパール国の守護神という。
頭部が像の形をした珍しい神である。(ガネーシャの画像はLinks① をご覧ください。)
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Links
①子年(ねずみ年)にはガネーシャがぴったりな理由|JOURNAL – 【公式】インド料理ムンバイ Indian Restaurant Mumba
②第三十八番札所 龍王神社 : 福岡市新四国八十八ヶ所霊場を巡る記録