仏旗 華香山(かこうざん) 般若院(はんにゃいん) [松月庵] 真言宗大覚寺派  HANNYAIN TEMPLE 九州八十八ヶ所百八霊場第2番札所 伊藤氏参拝済

  • 本堂
    本堂 
  • 住吉本社 松月庵(巻之3那珂郡)
    住吉本社 松月庵(巻之3那珂郡)
    『筑前名所図会』
住所・電話
〒815-0073 福岡県福岡市南区大池1丁目3-15 標高:36.8m MAP GMAP 092-541-5086
検索
同地区同宗派寺院  4km以内
本尊
十一面観音立像
Links
九州八十八ヶ所百八霊場~九州を周る「心巡り」の旅~|第2番 松月庵 般若院

歴史

宝永4年1707立花実山(たちばなじつざん)[1]が主君三代藩主黒田光之の死後即剃髪、住吉に松月庵を結びそこに入る。 東林寺 のパンフレットによると、同寺の末寺とある。 場所は博多区住吉の住吉神社境内北側にあったと思われるが定かではない。 後述する。 夢遊典 によると博多駅の移転に伴う新幹線の開通を受けて、 昭和39年1964に福岡市南区(現在の地)に移転。その後般若院と改名。

実山が開いた場所は、住吉神社北側としかわからない。 住吉神社境内の案内板によると「京都 東福寺の書記正徹禅師が松月庵を建て、 滴露水という井戸を掘ってお茶をたてた跡がある」とあり、実際境内のその跡を作者は確認している(稲荷神社の北側の林の中)。 また、『筑前國続風土記』にもそれに近い記述がある。 しかし、『南方録と茶の心』(東林寺発行)によると正徹禅師が開いたという事は実山の作り話のようである。 従って、もともとあった場所は不明である。現在住吉神社の北側には、松月保育園があり、 そこであった可能性もある。が、謎である。

参考:『筑前國続風土記附録』』

ひとくちメモ

般若院は福岡市南区の高台に伽藍を構えている。 境内では多数の石仏がみられる。 境内からは、遠く太宰府・大野城方面の山々も見える。

明治16年銘の石塔には「松月庵」の文字が読める。 また、三十三観音の石塔は、先端部分が折れ曲がった形状でびっしりと観音様の線刻ほどこされている。 珍しいものである。


写真

  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 地蔵菩薩と不動明王像
    地蔵菩薩と不動明王像 
  • 三十三観音の石塔と弁天堂
    三十三観音の石塔と弁天堂 
  • 弁天堂
    弁天堂 
  • 三十三観音の石塔
    三十三観音の石塔 
  • 三十三観音の石塔(拡大・観音様の線刻がびっしりとされている)
    三十三観音の石塔(拡大・観音様の線刻がびっしりとされている) 
  • 境内風景 - 本堂前より撮影
    境内風景 - 本堂前より撮影 
  • 境内の石仏群
    境内の石仏群 
  • 明治16年銘の石塔(「松月庵」の文字が読める)
    明治16年銘の石塔(「松月庵」の文字が読める) 
  • 山門
    山門 
  • 境内の石仏群
    境内の石仏群 
  • 境内の石仏群
    境内の石仏群 
  • 境内の石仏群
    境内の石仏群 
  • 境内の石仏群
    境内の石仏群 
  • 境内の石仏群
    境内の石仏群 
  • 境内風景(遠く大野城方面の山々が見える)
    境内風景(遠く大野城方面の山々が見える) 

『筑前國続風土記附録』巻之7 那珂郡 上 住吉村の項

住吉大明神社-『筑前國続風土記附録(上)』挿絵
住吉大明神社-『筑前國続風土記附録(上)』挿絵 

松月庵舊跡本編に見えたる正徹潟。今其所さだかならす。

本編に詳なり。 此所に正徹か、うかちし井泉あり。 滴露水と名つく。 木牌に正徹か歌あり。 「(おのつから) 滴留露乎(したたるつゆを) 松陰耳(まつかけに) 不乾本土能(かわかぬほとの) 小井乃水(いささいのみつ)」、 井の傍に秋葉権現の小祠あり。 又此境内に近年弘法大師堂を新に造立せり。 四國八十八ヶ所の佛像・弘法の像石體皆一所にあり。

右図の赤丸の位置に「松月庵跡」が確認できる。 住吉神社は現在の建物の配置にほぼ近い。


関連寺院(※過去に関連していた寺院も含みます。必ずしも現在関連している寺院とは限りません。)