報身山涯臨院
願海寺
浄土宗
★☆☆
大歳宮
伊藤氏参拝済
四ケ村八十八所第38番
- 住所・電話
- 〒819-0201 福岡県福岡市西区宮浦357 標高:15m 地図 GMAP 092-809-2835
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歴史
『筑前國続風土記拾遺』巻之49 志摩郡 中 唐泊浦の項に下記の記載がある。
報身山といふ。浄土鎮西博多一行寺の末なり。 開山を行空といへり。一行寺の八世也。應永7年(1400)正月1日寂す。
建武3年(1336)の創建にて、開基を然誉という。説によれば、天正年間(1573-1592)岩尾城落城後、高橋紹運の子市郎丸が当寺に十有余年奇寓したという。
ひとくちメモ
願海寺は唐泊漁港の小高い丘の中腹にひっそりと伽藍を構えている。 上り坂の参道は漁師町らしく狭い道である。 境内の「四ケ村八十八所 本尊南無観世音 第三十八番霊場」と記された霊場額が掲示された観音堂には、観世音菩薩・閻魔大王・薬師如来が祀られている。
願海寺のすぐ上手には唐泊山 東林禅寺が伽藍を構えている。当寺の東側には大歳宮が鎮座している。
伊藤氏メモ当寺門前の通りの西方、三所神社のやや東側の海側にあるしゃれた造りの鮨・空(くう)。 造りがしゃれているだけでなく、カウンターは杉の長板。 カウンター越し、横に細く幅広い窓から見える唐泊港はいい景色です。 2年ほど前の新築で、円覚寺山門や徳門寺本堂を手がけられた、西浦の鳥越建匠の鳥越さんという棟梁の施工によるものとのことでした。()
写真
表札碑 本堂の扁額 観音堂 観音堂の扁額「四ケ村八十八所 本尊南無観世音 第三十八番霊場」 観音菩薩 - 観音堂内 観音菩薩・閻魔大王 - 観音堂内 薬師如来 - 観音堂内 地蔵菩薩(と思われる) 霊場碑(「トサノクニ 第三十八番」) 石塔 参道 喚鐘
大歳宮
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『筑前國続風土記附録』巻之43 志摩郡 上 唐泊の項に下記の記事がみられる。
大歳大明神(神殿方1間・拝殿2間3間・祭礼9月29日・石鳥居1基・奉祀牟田伊豆)
本編に見ゆ。産神也。 祭る所素戔雄尊・大己貴命・大市姫命・天地迦流瑞姫命・奥津彦命なり。
社内の稲荷2社あり。 其1社に黄帝の木像あり。防州の船師爰に納めりといふ。 いつの頃かにやありけん。 彼の船師洋中に船はせしに、逆風にあひ船たちまち覆らんとす。 其時ふかく黄帝に祈願せしか、つゝがなく帰帆せり。 故に神像を彫刻し、霊告もまかせてこゝに納めりとそ。
又境内に清泉(竪2間・横5尺)あり。神井といふ。
石段の登り口の覆い屋の中に古井戸がある。これが、上で記された「神井」のことかも知れない。
石段を登って境内に入る。 ご神木と思しき大楠が社殿の横に立っている。 境内からは唐泊漁港、その先には雷山山系も眺めることができる。
また、西側には願海寺・東林寺も見える。
参道
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参道口は浜の唐泊漁協ストアの斜向かいにある。狭く、道標・看板などは設置されていないので少し分かりづらい。
参道口より民家の間の細い参道を進むと、右手に地蔵堂があり、その先の石段を登れば境内である。
画像に①〜⑥の番号を付した。
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