heritage 満海山 円徳寺(えんとくじ) [圓徳寺] 浄土真宗東本願寺派/単立 ☆☆☆ 享保の大飢饉 伊藤氏参拝済

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〒810-0064 福岡県福岡市中央区地行4丁目11-3   標高:4.6m 地図 GMAP 092-751-4521  ホームページ
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歴史

筑前國続風土記拾遺』巻之2 福岡神社佛閣 西町の項に下記の記事がみられる。

圓徳寺

地行濱にあり。 真宗東本願寺直末なり。 開基の僧を敬三(或作敬山)といふ。 正保年中(1645-1648)創立す。 始は湊町にあり。 その後2世存也今の地に迁せり。 元ハ西派なりしを存也か世に改派せり。 3世仙庵刀圭の術を能せしにや、 忽に緇衣(しい)を以青裳にかへ抽られて醫官となれり[1](其家後に故有て絶嗣すと云。) 是に依て鳥飼村なる同宗万福寺の老僧天瑞、此寺に入て住職し、再ひ寺務を執、是を第4世とす。

明和5年(1768)太祖其他七高僧の影免許せらるるよし。 本山坊官の書札あり。(寛文13年寺地賜ひし證文有しか本紙今傳はらす。)

伊藤氏メモ『福岡寺院探訪』に次のような記載がある。

寺の口伝によると、当寺の先祖は長崎県鷹島の出で、もと武士であったという。 現住職の姓が鷹島であることからも、うなずける話だ。また、境内の一隅には、にぎりめしを手にした地蔵像がある。 これは、享保年間(1716-1736)この地方を襲った飢饉で亡くなった人々の供養のため安置されたもので、当時の人々の悲惨な姿を物語っているようだ。()

ひとくちメモ

周辺は住宅地である。 北方数百メートルの所には、PayPayドームがある。 境内では僧形の石像と地蔵像がみられる。

地名の「地行」は「じぎょう」と読む。

写真

  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 石像
    石像 
  • 地蔵像
    地蔵像 

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脚注