鏡智山
大円寺
高野山真言宗
☆☆☆
伊藤氏参拝済
歴史
『筑前國続風土記拾遺』巻之44 早良郡 中 西入部村の項に下記のような記事がある。
黒塔に在。鏡智山と号す。禪宗済下崇福寺末なり。 (今は旦家纔に二軒有。故に甚衰廃せり。) 本尊観音(坐像三尺)なり。傍に又観音(立像六尺)あり。 昔正玄坊といふ僧刹(白塔)の本尊なりしといふ(正玄坊の廃址今白塔に観音の小堂残れり。) 寺の右に高五尺斗の石の五重塔あり。黒塔といふ。
ひとくちメモ
大円寺は西入部の杉木立の中にひっそりと伽藍を構えている。 その北西側一帯は新興住宅地となっている。山門の左脇には保食神社への参道がある。
伊藤氏メモ山門入り口には[ご自由に御参拝下さい]、重ねて本堂側にも同様の表示がある極めてウエルカムのスタンスのお寺。 本尊の聖観世音坐像は、『福岡寺院探訪』で[作られて300年ぐらいにはなるだろうとのこと]とあるとおり、 歴史を感じさせる黒輝りがあり、他とは違った重厚さがありました。
なお、現在、当寺には住職は住んでおらず、寺守りのご夫婦がここに住まわれ管理をされています。7~8年ほど前まで、 有信さんという女性の住職さんが一人でおられたが、80歳半ばでご病気・引退となり、 しばらく無住の時代があったとのこと。一方、市内のマンションに住まれていたこのご夫婦が自然豊かな郊外転居地を探しているときに、 この無住のお寺との接点が生まれ、2年ほど前から当寺の寺守として住まれるようになったとの由でした。 また、境内の藤は5月には綺麗に咲き、近所の方が集まっての藤祭りもあるとのこと。 どうぞ藤をご覧にみえてくださいとの言をいただきました。()
写真
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