heritage 法輪山 西念寺(さいねんじ) 浄土真宗本願寺派 ★☆☆ 紅葉 秋月街道 伊藤氏参拝済

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〒838-0001 福岡県朝倉市秋月209   標高:109.8m 地図 GMAP 0946-25-0336 
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歴史

門前の陶板製の案内板の内容を下に記す。

西念寺

開祖小山田正信は、秋月種実が毛利元就の下に身を寄せていた頃からの家臣で、 永禄2年(1559)頃、種実に従って九州へ下ってきた。

天正15年(1587)豊臣秀吉は九州征伐のため下向し種実を降伏させると、 秋月に3日間滞在した。 2日間は種実の居城ともいわれる荒平城に、 もう1日は正信宅に入った。 正信は熱心な真宗の信者であり、 秀吉に随行してきた本願寺の教如から出家を進められ、 自宅を寺として開山したのが西念寺である。 寛永元年(1624)、初代藩主黒田長興に町割りにより現在地に移された。

本堂裏には、藩校稽古館の教授を務め漢詩人としても知られる原古処、 その娘采蘋(さいひん)などの墓がある。

甘木市 2001.03

境内の「浄土真宗 西念寺の由来」と題された別の案内板によれば、 正信宅は「四ツ小路」にあったという。 寺には太閤より拝領した「茄子の徳利」が寺宝として愛蔵されている。 山門は高観音から移築されたもの。 鐘楼は永延元年(1673)に寄進されたものという。

参考:『筑前國続風土記附録』

ひとくちメモ

西念寺は秋月城下のメインストリートである県道322号線(旧秋月街道)から脇道に入り、 野鳥川に架かる今小路橋を渡った所に伽藍を構えている。 この脇道の両サイドには昔ながらの建物が所々に観られ、今小路橋の上からの景色も中々のものである。

長い参道の先に石段があり、そこを登ると境内である。 境内には、本堂・鐘楼、本堂前には枝ぶりの良い松などがみられる。 この本堂は屋根が二重の造り。黒い瓦がベースで装飾はかなり凝ったものとなっている。 境内からの門前の風景・その先の古処山などの山並みの風景も良い。 門前の道を少し東へ行くと本證寺がある。

伊藤氏メモ40段ほどのなだらかな石段を進んで境内へ。境内本堂前には、高浜虚子の句碑、原古処の詩碑がある。()

写真

  • 本堂の屋根部
    本堂の屋根部 
  • 山門 - 境内から撮影
    山門 - 境内から撮影 
  • 山門
    山門 
  • 境内風景 - 本堂を背にして撮影
    境内風景 - 本堂を背にして撮影 
  • 本堂前の松
    本堂前の松 
  • 参道口
    参道口 
  • 門前の風景
    門前の風景 
  • 門前の風景(左手が西念寺参道口)
    門前の風景(左手が西念寺参道口) 
  • 境内のネコちゃん
    境内のネコちゃん 
  • 梵鐘
    梵鐘 
  • 喚鐘
    喚鐘 

『筑前國続風土記附録』巻之15 夜須郡 下 秋月の項

西念寺(真宗 佛堂6間4面)

法輪山と號す。 西本願寺に属せり。 天正年中(1573-1593)本山より寺號木佛をゆるされしといふ。

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