第51章 山法師(ヤマボウシ)〔滋養強壮の果実〕  滋養強壮

◆見分け方の特徴

山法師
山法師

4枚の白い大型の総苞が美しい落葉高木、幹は直立して多く枝分かれする、生長すると10mにもなるという。葉は、対生、柄があり卵状楕円形、先端は尖り葉縁が波うつ。花は、6~7月ころ枝先に花柄を出して、白色4枚の大型の総苞片をつけ中心に淡黄緑色の小花を20~30個球状につける。

特徴のある果実は集合果で球状、サクランボ形状であるが未熟な実は上向きである。秋に赤く熟したら実が下向きにぶら下がるのが特徴で、割れば中身がクリーム色で甘い。

  • 科名:ミズキ科/属名:ミズキ属
  • 和名:山法師
  • 学名:Cornus kousa
  • 日本全土の山地、庭木としても植栽される

<その他>

名の由来は、山法師で、花の咲く様子が、淡黄緑色の丸い蕾を、お坊さんの頭に見立てて、白い4枚の総苞片を、頭巾に見立てて、ヤマボウシの名になった。花や葉は花材に、材硬く強靭、加工して家具などに用い、樫材の代用にされ、下駄の歯、櫛などに用いられる。

◆採集と調整

9~10月ころに、赤く熟した果実を採取する。

◆山法師(ヤマボウシ)酒

秋に赤く熟した果実を採取して、生で食べたりジュースにして食べ、果実酒にする。果実酒は、熟した果実200~300グラムを新聞紙に並べて湿気をとり、ホワイトリカー約1リットルを1~3ヶ月冷暗所に置いて材料を取り上げ、布で()してから1~3ヶ月醗酵させる、滋養強壮に良い薬用酒になる。