第40章 イタドリ(スカンポ)〔便秘、夜尿症、腸管寄生虫症〕  タバコの原料 リューマチ 便秘 便秘 切り傷 利尿 夜尿症 常習便秘 擦り傷 月経不順 月経不順 止血 火傷 癌治療 緩下薬 老人の下痢 腸管寄生虫症 膀胱炎 膀胱結石 膀胱結石 通径 鎮咳薬 鎮静薬 閉経 関節炎 黄疸

◆見分け方の特徴

イタドリ
イタドリ
イタドリ

根茎は木質で長く地中をはい、節があって、ところどころに芽を出します。春先には竹の子状に若芽が伸び草丈が2m近くになります。茎は円柱状、中空で若いうちは水分を多く含んで柔らかく、古くなると木質化します。

葉は互生して柄があり、長さ10~15㎝の卵状楕円形で先が尖り、縁がわずかに波をうっています。雌雄異株で、夏には枝端と葉の脇に総状花序をつけ、白色か紅色の小花を沢山つけます。

本州北中部の山地や北海道には草丈2~3mにも達するオオイタドリがあります。また、花の紅色のものをメイゲツソウとして区別し、高山などで矮小したものをオノイタドリと呼ぶ。新潟県では、茎や葉に毛状突起が密生する、ケイタドリが多く自生しています。

オオイタドリは、本州(北関東以北)、北海道の山地等に自生し、草丈2~3m、葉の長さ30㎝になりイタドリと同様の薬用として扱う。

  • 科名:タデ科/属名:タデ属
  • 和名:虎杖/別名:スイバ/スカンポ/生薬名:虎杖根
  • 学名:Polygonum cuspidatum
  • 日本全土の日当たりのよい丘陵、土手、路傍に自生
  • タデ科タデ属タデ(柳蓼)
  • タデ科タデ属イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
  • タデ科タデ属サクラタデ(桜蓼)

◆採集と調整

秋から冬にかけて、地上部が枯れた頃に根茎を掘り採り、水洗いして長さ5~10㎝に切り、風通しのよい所で天日乾燥させます。これが生薬の虎杖や虎杖根(コジョウコン)と言います。

◆薬効

効成分は、オキシアントラキノン類のポリゴニンを含む(これは加水分解するとエモジン、エモジンメチルエーテルを生成する)漢方では、緩下薬、利尿薬、通径薬として常習便秘や老人の下痢、膀胱炎、膀胱結石、月経不順、閉経に用います。

民間では、鎮咳薬、鎮静薬、止血薬とします。膀胱炎、膀胱結石、便秘、黄疸、関節炎、リューマチ、月経不順などに、虎杖根を、1日量8~10gに、水0.5?を加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものをこして、1日3回に分け、食間に服用します。

咳止めには、カンゾウを少量加えると良いとされます。イタドリの果実15~20gを0.2ℓ水で煎じて、火傷、じんましんに冷湿布。擦り傷などには、生の葉をよく揉んで傷にすり込みます。また、各種の癌治療に1日9~30gを煎じて服用するとされますが、詳細は明らかではありません。

江戸時代には、体が痒くなって、かくと出血するものを気奔(きはん)と呼んでいました。現代のジンマシンに相当すると考えられています。「和漢三才図会」では、この気奔を使った処方をあげています。

これは、虎杖(こじょう)、人参(オタネニンジン)、細辛(ウスバサイシンの根)、食塩各1.3グラムを1日量として煎用しています。

若芽を摘んで茹でてから、よく水にさらします。酢味噌やゴマ和え、酢の物、汁の実、油炒めなどにします。生のままは、天婦羅や即席漬けなどに、また、そのまま塩をふり生食も結構いけます。

若いイタドリは、茎が柔らくて水分に富み、酸味があるので食べます。食べ過ぎますと下痢をひきおこすことになるので注意します。地方によっては、採取したイタドリを小川の流れに1~2日間つけておいてから、水気をとり塩漬けにして、冬場の山菜料理にします。

<その他>

イタドリの名前の由来は「痛取り」の意味で、痛みを取るからとされています。擦り傷、切り傷などに、柔らかい若葉をもんで患部に塗布すると出血を止めて、痛みを和らげる作用があるとされますが、実際には小さな傷の出血を止める程度です。

古来中国では「虎杖根」と言って、古くから火傷の妙薬として用いられていました。山野に大群生してジャングルを作る多年草ですが、戦時中はタバコの葉の代用として、タバコの原料に用いられました。

◆スカンポ酒〔未経験です〕

食糧としてタケノコにも似たイタドリ(スカンポ、ギシギシ)のお酒はどなたか挑戦してね。