第34章 茱萸(グミ)〔生活習慣病の改善〕  ストレス 免疫力向上 利尿作用 動脈硬化 生活習慣病予防 疲労回復 癌予防 皮膚や粘膜の健康維持 皮膚や血管の老化防止 細胞の新陳代謝促進 脳神経を正常に働かせる 貧血予防 高血圧予防

◆見分け方の特徴

苔桃
苔桃
苔桃

落葉低木で、高さ1~2メートル、茎は直立して分岐する。枝には、棘があり小枝は灰白色を帯び、葉は長楕円形で互生、柄があり無縁、鱗片毛を密生する。花は5月ころに新枝のつけ根から柄を出して数個かたまって付き、筒状先端は4裂、白色から黄色に変わる。

果実は秋に赤熟し、球形径6~8㎜、花床の外層が肉質に変わった液果のように見えて、甘く生でも食べる。ジャムにしても美味しい。唐茱萸(トウグミ)が一般的に見られます。

一般には、トウグミを果樹として食用に植栽する。アキグミは、海辺の砂浜、山地に自生、落葉性で実が秋に赤熟する。ナツグミは、山地に自生、落葉性で実が夏に赤熟する。トウグミは、ナツグミに似ていて大型で食用にする。自生のヤマグミは苦く渋く酸っぱい。最近では、トウグミの果実の大きいものを改良されたダイオウグミ(ビックリグミ)が栽培されます。このビックリグミの果実は、長さ1.5~2.5cmと、トウグミより大きい。秋グミは密生して実る。

  • 科名:グミ科/属名:グミ属
  • 和名:秋茱萸
  • 学名:Elaeagnus umbellata
  • 北海道南西部、本州、四国、九州の砂浜、山地に自生。植栽もされる
  • 北海道渡島半島、本州の近畿地方以北~福島県~静岡県に自生するトウグミもある

<その他>

名の由来は、秋に熟すグミから、秋茱萸(あきぐみ)と名がついたという。グミ(茱萸)の名の由来は和訓栞(わくんのしおり)で、江戸時代初期「藻塩草(もしおぐさ)」には果実の良く熟したものを茱萸(ぐみ)と呼ぶ」と書いてある。と説明している

また、茱萸(グミ・シュユ)とは、ミカン科の呉茱萸(ゴシュユ)を意味するという、サンシュユ(山茱萸)も果実は赤熟しアキグミに似る。アキグミの材は堅く農具や工具の柄などに利用され、ハマグミ、カワラグミという別名もある。

◆採集と調整

10~11月ころ、赤熟した果実を採取して、果実酒やジャムにする。四国でシャシャブと言うのはアキグミでしょう。グイミとも呼ばれ、中国地方ではビービー、ブイブイ、ゴブなどとも呼ばれている。

◆薬効〔疲労回復、美容など〕

果実はビタミンやミネラルなどの栄養をバランス良く含み、完熟すると強い酸味と渋味の中にほのかな甘味があります。生食のほかジャムや果実酒に利用されます。グミは、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し、疲労回復に役立つビタミンB1や細胞の新陳代謝を促進し、 皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2また、皮膚や粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシンや動脈硬化を予防しストレスを和らげる働きのあるパントテン酸そして、貧血予防に役立つビタミンである葉酸、抗酸化ビタミンであ るビタミンCを多く含みますので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めます。

グミは果物の中でも抗酸化ビタミンであるビタミンEの含有量はトップクラスを誇り、グミの渋み成分であるタンニンやグミの実の赤い色素成分であるリコピン同様、強力な抗酸化作用があり体内において活性酸素の発生や酸化力を抑え、免疫力を高めたり、動脈硬化や生活習慣病、癌などを予防してくれます。また骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウムなどを含みます。カリウムも多く含まれますので疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。

さらに機能性のある栄養としてはカロテノイドの一種のβ-カロテンを多く含みますので強力な抗酸化作用を期待できます。下痢気味の場合には整腸作用もあります。

◆茱萸酒

苔桃
苔桃
  • グミを水に浸して虫を出す。白い小さい虫が出てくる時もある。
  • 水気をキッチンペーパー又はふきんでよくふき取ります。
  • 広口瓶に、グミ、氷砂糖、ホワイトリカーの順で入れ蓋をして、冷暗所に保存する。

6か月くらいから飲めますので、グミを取り出すついでに、味見をして下さい。甘さは好みで調節してください。健康酒として強壮などに1日、盃1~2杯を飲用する。

材料

  • グミ:500g
  • 氷砂糖:200~300g
  • 35度ホワイトリカー:1.8ℓ
  • ホワイトリカ:900ml