第32章 明日葉(アシタバ)〔4年目には枯れる野菜〕  強壮強精 疲労回復 癌予防 老化防止 食欲増進 高血圧 高血圧症

◆見分け方の特徴

明日葉
明日葉
黄揚羽蝶の幼虫に注意です!
葉を喰い荒らす!

草丈1メートルにもなります。宿根から叢生する葉は赤色の長い柄があり、1~2回3葉の羽状複葉です。厚く深緑色のやや光沢のある小葉は、卵円形で通常2~3裂しています。葉の表の脈上には、短い突起状の毛が密生しています。

葉縁には不規則な鋸歯があり、たいてい冬も緑色をしています。5~6月ごろに花茎を出し、茎頂に大型の複散形花序をつけます。帯黄白色の花を密につけて、茎葉ともに傷をつけると黄色い汁液がでます。

アシタバによく似たハマウドはオニウドともいい、本州中部以南の海岸で自生しています。昔から毒があるとして食用にはされていません。また、中部以北の山中に自生するアマニュウもよく似ています。高さが3メートルにもなる大型の草本です。アマニュウは若葉をとって食用にすることができます。花は白で、葉はアシタバより光沢があります。葉茎の汁液はすこし黄色を帯びています。

  • 科名セリ科/属名:シシウド属
  • 和名:明日葉
  • 学名:Angelica Keiskei
  • 中国南部原産、 古い時代に渡来。全国で栽培、一部野生化
  • 伊豆七島・本州の暖地の海岸に自生する大型の多年草。

<その他>

伊豆七島や本州の暖地の海岸に自生する大型の多年草で、昔は伊豆の八丈島では畑に植えて野菜にしていました。強壮野菜の名もあります。若葉は柔らかく食用にできます。特有の香りがあって、やや苦味がありますが、茹でてひたし物や、ごま、味噌和え、天麩羅にします。

生長の大変早い植物で、若芽、稚葉をつんでも、次の朝には新しい芽、葉が出ています。そこで明日葉(あしたば)の名は、ここから付けられました。

◆採集と調整

春から夏にかけて、なるべく若い芽か若葉だけを採取して、生で用いるか、さっと水洗いしてから、よく水をきり、手で細かくちぎって2~3日日干しにします。その後に陰干しして乾燥させます。暖地であって排水がよければ、どこでもよく生育するもので、寒さには弱いのですが、冬期には地上部が枯れたあとに、藁と土を交互に2~3層にして株をおおってやれば、越冬させることができて翌春には芽がでます。 寿命は4年目で搭立ちして種子が出来る。

◆薬効〔強精、滋養強壮、高血圧に効果〕

 民間では高血圧症の予防として乾燥葉に熱湯を注ぐか、1日量20~30gを煎じて、茶剤として飲用します。若くて柔らかい芽・葉には、強壮と強精の効き目があり、食欲の増進や、疲労回復にも用います。強い苦味も茹でると消えます。また、ジューサーなどで青汁を作り飲 む場合は、1日1杯が限度です。

ゲルマニウム(植物性有機ゲルマニウム)、ビタミンB12、葉緑素(クロロフィル)、ビタミン・ミネラル類は豊富です。ビタミンEの数百倍の抗酸化があるゲルマニウムを100グラム/460ppm含有して、抗癌物質インターフェロンの産生と、癌細胞を殺す白血球の産生を促し老化防止と癌を予防します。ビタミンB12、マグネシウム、ミネラル、ビタミン類が貧血を防止します。強精、滋養強壮、高血圧に効果あり。

◆明日葉酒

明日葉
明日葉
  • アシタバの葉:400g
  • 35度焼酎甲類(ホワイトリカー):1400ml

※1.8ℓ容量の容器を使用する場合の分量です。使用する容器の容量によって分量は可変させて下さい。

  • 葉は水でよく洗い十分に水気を拭き取ります。
  • そのまま容器に入れ、ホワイトリカーを注ぎ、漬け込みます。
  • 3ヶ月もすれば、アシタバの成分が溶けだした栄養価の高いリキュールができます。

この明日葉の分量はあくまで目安です。もし入手できるのであれば、容器一杯に葉を入れても構いません。葉だけでなく、根を一緒に漬け込んでも効能の高いリキュールが出来ます。根を漬け込む時は泥などを十分に洗い落としてください。

美味しい飲み方は、イチゴのリキュールとシロップを加え、お湯で割ると安眠を誘う美味しいナイトキャップになります。もちろん、ロックやストレートでも美味しいです。