第29章 苦瓜(ゴーヤ)〔ミネラル豊富な材料〕  ミネラル豊富な材料 下痢 創傷の治癒 糖尿病の血糖値降下 解毒 解熱 避妊薬

◆見分け方の特徴

ゴーヤ
ゴーヤ
ゴーヤ

熱帯アジア原産の、つる性の1年草で日本でも古くから暖地で栽培された。播種から10日前後で発芽して、蔓を伸ばして繁茂する。葉は、大型で大きく切れ込み、互生、淡緑色で、葉脈から細い巻きひげを伸ばして、ほかの物に絡みつき生長する。花は8~9月に花柄を出して、黄色い5裂した小花をつける。花後、長楕円形の長さ15cmくらいの果実が下がる。果実はやがてオレンジ色に熟し、先端が割れて、赤い色の果肉に包まれた種子が見える。直ぐに落ちる。

最近では苦みの少ないアップルゴーヤもあり、白い色のゴーヤで水分が多い。

  • 科名:ウリ科/属名:ツルレイシ属
  • 和名;蔓茘枝
  • 別名:ゴーヤー/ニガウリ
  • 学名:Momordica charantia
  • 熱帯アジア原産、関西以西の暖地では各地で栽培

<その他>

名の由来は、ムクロジ科のレイシの果実に似ていて、蔓(つる)性から、ツルレイシの名になった。ニガウリは、漢名の苦瓜(にがうり)からそのままついた。中国へは、明の時代に伝わったとされ、本草綱目には、苦瓜(くが)の名の記載があり、日本への渡来記録は、多識編に豆留礼志(つるれいし&)の名で出ていることから、それ以前に渡来したとされる。貝原益軒著の花譜には、錦茘枝(つるれいし)苦瓜(にがうり)と呼ぶという記載があり、元禄以前から広く栽培されていたという。

種子の外側の果肉が甘いことから、古くから食べられていて、鹿児島ではニガゴイ、長崎はニガゴウリ、熊本はニガゴリなどの別名がある。黄色そして赤く熟れたら実が割れます。この赤く熟れた種子を植えれば20℃超えた気温で春先に芽が出ます。

◆採集と調整

秋に熟した果実を採取して、種子ごと輪切りにして天日で乾燥させる。果肉は、甘いが、果皮は苦い。そのため九州などではニガウリが通称である。しかし沖縄のラグビーボール形状の緑色の濃いゴーヤと違って、ニガウリはイボイボ付きの胡瓜みたいで苦みも強い。

◆薬効〔良薬は口に苦し〕

有効成分は、不揮発油、インスリン・ペプチド、配糖体モモルディン、カランチン、アルカロイド。果汁には、アミノ酸シトルリン。解熱、解毒、下痢などには、乾燥果実を1回量6~10g、水0.3ℓで3分の1量まで煎じて、上部のかすを除いて食間に服用する。

アジア、アフリカ、カリブ諸国では、未熟果を糖尿病の血糖値降下に用いるという。種子油は、中国では避妊薬、西インド地方では、創傷の治癒の促進に用いられるという。

◆採集と調整

秋に熟した果実を採取して、種子ごと輪切りにして天日で乾燥させる。果肉は、甘いが、果皮は苦い。そのため九州などではニガウリが通称である。しかし沖縄のラグビーボール形状の緑色の濃いゴーヤと違って、ニガウリはイボイボ付きの胡瓜みたいで苦みも強い。

●酒

  • 苦瓜(ゴーヤ)は水でよく洗い、水気をしっかりと拭き取ります。
  • 適当な大きさに切り容器に入れ、ホワイトリカーを注ぎます。
  • 3ヶ月ぐらい熟成させると飲みごろになります。

※1ヶ月から飲めるようにはなりますが、3ヶ月ぐらいは熟成期間が必要でしょう。おいしい飲み方•苦味があるので、それが気になる方は、柑橘系の果汁や柑橘系の果実酒をブレンドしてお召し上がり下さい。

ビタミンCやミネラル分の含有量がきわめて多く、夏バテ予防や食欲増進に効果があることが以前から知られていましたが、最近では果皮に含まれるチャランチンやモモルデシチンという成分に血糖値を下げる働きあることがわかってきました。このため糖尿病や高血圧防止にも効能があるといわれています。解熱、解毒、下痢、充血の眼病

ゴーヤ

非常に苦味が強いクセのある味ですが、炒め物にした時の豆腐や豚肉との相性は絶妙です。

熱帯アジア原産のウリ科の蔓性一年草で中国南部から東南アジア、台湾、沖縄では料理に欠かせない存在として重要な野菜です。(天婦羅にしたら苦味も少なくて美味しい)