第19章 柚子(ユズ)〔古くから風邪の特効薬〕  あかぎれ しもやけ ひび 冷え性 浴湯料 疲労回復 神経痛 肌荒れ 肩こり 腰痛 風邪

◆見分け方の特徴

柚子
柚子

ユズは高さ3~4メートルくらいになる常緑小高木です。枝は緑色で、まばらに刺があり、葉は互生します。葉は葉柄(ようへい)(よく)があり、長卵形で先は尖り、中央の葉脈は明瞭です。花は5月ころに葉腋に柄を出し白い5弁花をつけます。果実は、凸凹した緑色で球状、熟すと黄色くなる。果皮には芳香があり強い酸味があり、料理に利用します。

  • 科名:ミカン科/属名:ミカン属
  • 和名:柚子/柚酸
  • 学名:Citrus junos
  • 中国揚子江上流の原産。日本の暖地で栽培。

<その他>

ユズは、中国の揚子江上流の原産といわれ、日本でも料理用として広く栽培されています。名前の由来は、果実に酸味が強く、酸っぱいことから、柚酸という字をあてて、ユズとしたといわれています。これと同じ意味から、柚の酢(ゆのす)という別名もあります。

また、ユズの仲間には、大分県のカボス(芳酢)や徳島県のスダチ(酢橘)等があります。

◆薬効〔風邪予防、疲労回復〕

風邪には、ユズの果実を絞り、ハチミツなどで甘味を加えて、熱湯を入れて飲みます。発汗効果と解熱作用があります。果実には、ビタミンC、クエン酸、酒石酸を含み、果皮には、ピネン精油、シトラール、リモーネンを含みます。果肉、果汁を肌につけて擦ると、ひび、あかぎれ、しもやけなどの肌荒れを改善します。

料理に使用して残った、果肉は、薄く切って、鍋で煮出してから、風呂に入れ浴湯料として用います。精油などの作用により、肌を軽く刺激することにより、血管の血液の流れの循環を促し、冷え性、肩こり、腰痛、神経痛などの痛みの改善になります。

ゆず酒の造り方

◆材料

  • 柚子1㎏(約7個)(黄色くなったもの)
  • レモン
  • 氷砂糖150g
  • ホワイトリカー1.8L(35度)
  • 貯蔵瓶1個 (4L瓶がよい)

氷砂糖の代わりに蜂蜜でも美味しいです。蜂蜜を使う場合は250gぐらい。ビタミンCが多く、風邪、疲労回復、肌荒れ、冷え性に効果的。

◆造り方

  • 貯蔵びんの洗浄
    貯蔵びんをきれいに洗って、写真のようにキッチンペーパーに伏せて、乾かします。気になる方は、洗った後、ホワイトリカーをしみこませたキッチンペーパーなどで拭いてから乾かしてもよいです。
  • ゆずを洗う
    ゆずをよく水洗いします。
  • ゆずの水気をよく拭く
    ゆずの水気をよく拭きます。
  • ゆずの皮をむく
    ゆずの皮をむきます。手で簡単にむけます。この時、白いわたをできるだけ取り除きます。ゆずのいい香りが漂いますね。皮は適当な大きさに切っておきます。
  • ゆずの実を切る
    ゆずの実は2つ切りにします。実が柔らかいのでばらばらになりますが気にしない。
  • レモンを輪切りにする
    レモンの皮をむき、白いわたを取り除いて、実だけ輪切りにします。3から4等分でいい。
  • ゆずの実と皮とレモンと氷砂糖を交互に入れる
    2つ切りにした柚子実とむいた皮全部と輪切りにしたレモンと氷砂糖を瓶に交互に入れます。氷砂糖の代わりに蜂蜜でもおいしいです。
  • ホワイトリカーを注ぐ
    ホワイトリカーを静かに注ぎ、しっかり密閉します。ブランデーで漬けても美味しい。
  • 保存
    陽のあたらない涼しい場所で保存します。たまにびんを廻して、氷砂糖を溶かします。皮は10日ぐらいで取り出します。実は1ヶ月で取り出し、実のかすや種をこします。皮を漬け過ぎると苦くなりますので注意。2ヶ月程度で熟成します。