第17章 林檎(リンゴ)〔動脈硬化予防、疲労回復〕  かっけ むくみ 下痢 利尿 動脈硬化予防 慢性下痢症 慢性胃炎 慢性胃炎 消化促進 胃アトニー 胃酸過多

◆見分け方の特徴

林檎
林檎
林檎

高さは15メートルにもなる落葉高木です。葉は、広楕円形か卵形で先端は尖り、葉縁には鋸歯のような毛があります。花は、4~5月ころに、葉柄から数個の花柄を出して、白色に淡紅色を帯びた5弁花をつけます。リンゴの果実は、偽果で球形、花床の発達した外側部分と子房の発達した中心部があり、花床の発達した外側部分を食べます。

※ジュースやケーキやお酒には『紅玉』が向きます。

  • 科名:バラ科/属名:リンゴ属
  • 和名:西洋林檎
  • 学名:Malus domestica
  • 中央アジア原産の落葉高木
  • 比較的寒地を好むので、日本では、青森県、長野県で多く栽培

<その他>

名前の由来は、中国の古書「本草綱目」には、「林檎(りんきん)の果は、味が甘く能く多くの(ことり)をその林に来らしむ。故に林檎(りんきん)来禽(らいきん)の名がある」という記述があります。これを音読みにして、和名利宇古宇(りうこう)(りうごう)という古名が生まれた。元禄時代には、和名は利牟古(りむご)になり、享保時代に和名「りんご」になり、林檎(りんご)漢字に、転訛(てんか)していき現在のリンゴとなった。

日本には、徳川時代末期に西洋リンゴとして渡来して、各地で栽培され、果実の生産量ではミカンの次に生産量があるということです。因みに、蜜柑の北限、リンゴの南限が似ています。明治時代に、別種のコーカサス原産のセイヨウリンゴが輸入されるまでは、中国原産のワリンゴをリンゴと呼び栽培していたが、現在ワリンゴは接木の台木にされている。

リンゴの原産地はコーカサス北方地域と言われ、長い年月をかけて品種改良されながらヨーロッパ全土に広がり、現在の品種になった。日本や中国には、和リンゴ、イヌリンゴ、マルバカイドウ、ナガサキズミ、エゾノリンゴ、ハナカイドウ、ミツバカイドウなどの原生がある。しかし、果実の品質は悪く、主にリンゴの台木として栽培される。

日本では、明治初年に欧米から多数の品種が導入されて、リンゴ栽培が本格的になった。また、姫リンゴはリンゴとズミの交雑種という。

◆薬効〔下痢や慢性胃炎や消化促進や利尿〕

果実には酸味があり、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸を含みます。芳香には、酢酸、カプロン酸などのアミルエステル、テルペンアルコール、ゲラニオールなどを含み、ビタミンCなど。リンゴの切り口が変色するのは、フェノール性物質が酸化酵素の作用によるためです。

かっけなどには、果肉を黒焼きにして食べます。去痰には、種子を摩り下ろして、その液でうがいをします。乳幼児の下痢などには、果肉を摩り下ろして、ガーゼなどに包んで絞り、果汁を少量飲ませます。

リンゴの果肉は、胃酸過多、胃アトニー、慢性胃炎、慢性下痢症や利尿、むくみ、消化促進、動脈硬化予防、疲労回復などに、摩り下ろして、朝食前に食べます。生食の他に、サラダやアップルパイ、リンゴジャムなどにも利用され、各地の産地では、加工食品も多くあります。

<リンゴ酒>

◆材料

  • りんご(紅玉が良い、きずが少ないもの)4個で1kg
  • レモン1個
  • 氷砂糖(甘さ控えめなら200g)300g
  • ホワイトリカー1.8L(35度)
  • 貯蔵瓶1個(4Lから5L瓶がよい)

◆造り方

  • 貯蔵びんの洗浄
    貯蔵びんをきれいに洗って、写真のようにキッチンペーパーに伏せて、乾かします。気になる方は、洗った後、ホワイトリカーをしみこませたキッチンペーパーなどで拭いてから乾かしてもよいです。
  • りんごを洗う
    りんごをよく水洗いします。
  • りんごの水気をよく拭く
    りんごの水気をよく拭きます。紅玉って、他のりんごと違い真紅色で美しいです。
  • りんごを切る
    りんごを6から8等分の適当な大きさに切ります。皮と芯は取らずにそのまま使います。
  • レモンを輪切りにする
    レモンの皮をむき、白いわたを取り除いて、実だけ輪切りにします。3から4等分でいい。
  • りんごとレモンと氷砂糖を交互に入れる
    切ったりんごと輪切りにしたレモンと氷砂糖を瓶に交互に入れます。りんごの1㎏って量が多いですね。
  • ホワイトリカーを注ぐ
    ホワイトリカーを静かに注ぎ、しっかり密閉します。4L瓶でもなんとか入ります。りんご酒を漬けるときは5L瓶ぐらいが余裕があって良いです。
  • 保存
    陽のあたらない涼しい場所で保存します。たまに瓶を廻して、氷砂糖を溶かします。2ヶ月でレモンを取り出し、6ヶ月でりんごを取り出します。実を取り出すときに、実のかすや種をこします。3ヶ月程度で熟成しますが、長く(6ヶ月以上)置いたほうがおいしいです。

<栽培>

カリンは、挿し木により殖やすことができます。挿し木には、春ざしと夏ざしがあって、春ざしは、前年に伸びた枝を10~15cmに切って、鹿沼土と川砂の混合土に挿し木をします。また、夏ざしは6~7月上旬に、その年に伸びた枝を10~15cmの長さに切って、春ざしと 同様に挿し木をします。半日日陰に置いて、葉水を与えるようにします。発根したら、鉢植えか、庭などに定植します。

<市販品>

リンゴ
ニッカ
シードル・スィート
リンゴ
ニッカ
アップルワイン