第9章(附) うこん(ターメリック)漢方薬としての服用〔常備薬にも良い〕 

黄色素クルクミンを 0.3%も含み、その他精油は1~5%です。クルクミンおよび鬱金の煎じ液には胆汁分泌促進作用があり、精油には胆道結石を治す作用があります。いずれも抗菌作用が強い芳香性の多年草植物です。

健胃、利胆、止血、通経、駆汚血薬として用います。その他にも肝炎、胆道炎、胆石症カタル性黄疸、胃炎、月経不順、吐血、鼻血、血尿に内服します。

郁金(うこん)もほぼ同様に用いますが、とくにおけつを取り去る効果が強いので、てんかん、止血、鼻血、血尿、月経過多などに内服します。用い方は1日量を5~10gとして水 0.4リットルを加えて煎じて、約2分の1量まで煮詰めて、1日3回食間に服用します。粉末は水 で練って痔や切り傷、腫れ物に塗布します。

春ウコン:開花期が晩春で淡赤紫色、葉の裏がビロード状の繊毛、根茎を折ると黄色。クルクミンの含有量はウコンの約10分の1程度で医薬品原料の規格には収載されていない。

ガジュツ:花は赤紫色。クルクミンの含有しない。芳香性健胃として鎮痛、駆風、通経、利胆に応用。医薬品原料として収載される。漢方薬局の「恵命我神散」と呼ばれ屋久島で採れる。

一般的に「ウコン」は肝臓に良いとされていて、GOT、GPTを下げ、肝臓機能の働きまで抑えてしまうと考えられ、高齢者が長期間大量に用いる場合には注意が必要です。また、体を冷やす作用があり、冷え性や月経過多、妊婦の場合には十分な注意が必要です。

※ウコンを栽培する場合には、冬場の寒さに弱く枯れてしまいます。掘り起こして越冬させて下さいね。