第2章 肉桂(シナモン)〔ニッキとも呼ばれる〕  健胃 初期の風邪の発汗 抗アレルギー作用 抗潰瘍作用 抗炎症作用 抗菌作用 抗血栓作用 放射線障害防護作用 整腸 末梢血管拡張作用 水分代謝調節作用 消化不良 消化吸収抑制作用 発汗解熱作用 神経痛 胃もたれ 血圧降下作用 鎮痙作用 鎮静作用

◆見分け方の特徴

シナモン
紫揚羽蝶の幼虫好んで葉を喰う

シナモン
3主脈がクッキリ葉もニッキの香り

ニッケイ(肉桂)は、楠木科クスノキ属の常緑高木で高さ10~15メートルになり枝葉に芳香がある。葉は互生で革質、長楕円形、先端は尖り、3主脈は明瞭である。春、新梢の葉腋や枝先に、淡黄緑色の小花を集散花序につける。秋に、楕円形の果実が黒褐色に熟す。樹木の茎を削るとニッキ芳香があり、紅色の樹液が特徴である。くれぐれも楠の木を勘違いしない事。

◆採集と調整

20~30年程度の肉桂木を、6~7月に根を傷つけないように掘り取り、適当な長さに根を切り水洗いして木槌で叩いて、根の皮を剥ぎ取り、天日で乾燥したもの。これが生薬で、日本肉桂または日本桂皮と呼ぶ。根っこが好ましいが、樹皮や茎でも良い。

昔、駄菓子屋などで売っていた「ニッキ」は、肉桂の根の先の細いものを集めたもので、噛むとニッキの味と香りが楽しめた。中国産とマレーシア産が有名である。この樹皮や根を入手するには、中華街の市場通り等で食材屋さんで探すのが早い。

名の由来は、中国では香木を「桂」と呼び、ニッケイの樹皮が厚いことから、肉桂の名になった。但し、桂林の「桂」は金木犀である。かつては、中国から輸入される、桂皮の代用として、日本でも暖地で和製ニッキが栽培された。しかし、中国産の桂皮の香味が優れているので現在は、ほとんど栽培されていない。

◆薬効

薬効成分は、精油のケイアルドヒド、オイゲノール、脂肪油など。

初期の風邪の発汗、発汗、解熱、健胃、整腸、神経痛など。漢方薬店では『桂枝湯』を購入する。水0.4リットルで約半量まで煎じて、1日3回服用する。健胃、整腸の食欲不振、胃もたれ、消化不良には、肉桂を粉末にして 0.5~1gを水で服用する。

※アンチエイジング

私は不老長寿ずっと研究しました。そして、今から10年程前に気付いたのです。加齢と共に白髪、ハゲ、シミ、ソバカス、皺はどうして生じるのか?これは栄養不足である。どうして栄養不足になるのか?加齢と共に静脈が減少するためである。

それでは、静脈を減らさずに維持できないのか?ありました!それがシナモンだったのです。大雑把に言えば、シナモン=肉桂=ニッキです。これを薬酒としてやっと完成しました。紅色に輝く美味しいお酒になりました。※飲み過ぎ厳禁です。心臓に良くない!,

◆造り方〔引き上げ時期が秘伝〕

充分に乾燥したシナモンの材料を用意する。葉を除く樹皮と根を素材に使います。採取する生素材であれば、容器に合わせて大きめの樹枝や根の皮を剥いでから十分に乾燥させる。

素材引き上げが必須です。樹皮や根が酒で分解されてドロドロになるので、ネットなどに入れておけば、引き上げが楽です。さもなければコーヒー濾過紙や不織布などで濾すのが良い。

広口瓶に素材を入れて、無色透明の焼酎(アルコール度数が25度か35度)を注ぐ。直射日光を避けて暗い場所におく。素材を引き上げるのは10日~15日目が良い。紅色の綺麗なお酒ができあがる。そのまま3ケ月以上寝かしてから、お猪口1杯程度を飲めば良い。

◆参考

魅惑のシナモン
肉桂酒 魅惑のシナモン 18度
500ml 1200円ほど

シナモン酒「ファスビンド・シナモン」というスイスのリキュール酒が市販されています。東南アジア産の肉桂(シナモン)の皮を、スピリッツに浸漬して造ったリキュールです。カクテルにしても良い、紅茶にたらしても美味しいと思います。シナモンの香り付けにケーキやクッキーなどの隠し味に使うのも良い。

シナモンリキュールは結構珍しいですが、日本にもシナモンリキュールがあります。鹿児島の『五代』でおなじみの山元酒造からも、『魅惑のシナモン』というシナモン(肉桂)を焼酎に漬け込んだお酒が出ています。

<効能>

鎮静作用,放射線障害防護作用,鎮痙作用,抗炎症作用,末梢血管拡張作用,抗アレルギー作用,発汗解熱作用,抗菌作用,抗血栓作用,水分代謝調節作用,血圧降下作用,消化吸収抑制作用,抗潰瘍作用など多くの効能がある。

<主成分>

ケイヒアルデヒド、ショ糖、タンニンが主成分である。

◆副作用

桂皮(ケイヒ)には、生薬の副作用として、薬疹(発疹や掻痒)、皮膚発赤、掻痒、発熱などの症状が現れることがあります。