第33章 ストレートネック〔IT時代の現代病のひとつ〕 

ストレートネックとは病名ではなくて、頚椎の生理的前湾角度が30度以下の首のことを言います。正常な前湾角度は30~40度と言われていますので、ストレートネックとはそのままの意味で、通常よりも首がまっすぐということです。即ち、ストレートネックとはレントゲン上でクビの骨の配列が直線状になる事をいいます。(頚椎の生理的前彎の消失)

<右図を参照>

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正常な頸椎はゆるやかに湾曲しており、頭からの圧力を分散させます。

ところが、右側図のように真っ直ぐな頸椎になれば、その圧力を分散出来ず首の筋肉や頸椎骨に多大な負担が掛る。

肩凝り、首痛み、吐き気、眩暈、頭痛、など色々な自覚症状として発生します。

これは、長時間デスクワークを行う人に多く見られ、肩凝りや頭痛の原因となります。ストレートネックを原因とする肩凝りで、特徴的なのが斜角筋の凝りです。鎖骨の付け根から指2本分外側の窪んだところを軽く押して、痛みがあればストレートネックの疑いがあります。

また、壁にカカトと肩甲骨を当てて普段の立ち方をした時に、後頭部が壁から拳骨一個分離れていると、ストレートネックが疑われるといいます。

※正確な診断は医療機関で、レントゲン写真を撮影しないと分かりません。

急増するストレートネック予備軍、その頭痛や肩凝りの原因はスマホやデスクトップPCかもしれません。日常にどんどん溶け込んできたそんなスマートフォンやタブレットですが長時間使用することで姿勢を歪め、首のカーブがまっすぐに変形(ストレートネック)してしまいいわゆる「スマホ症候群」といわれる症状を引き起こすのです。

今回は「スマホ症候群」の症状と、スマホ症候群を引き起こす「ストレートネック」を予防する体操やストレッチについて紹介します。慢性的な頭痛や肩凝りは、スマホの使い過ぎからきていることが判明しています。長時間スマートフォンを利用し続けることで起こる、眼の症状(ドライアイなど)や頭痛や肩凝り、手指の痛みなどの諸症状のことを、スマホ症候群といいます。

スマートフォンやタブレットだと、うつむいて操作をすることが多いですよね。首の骨は本来、少し前側に張り出すようにカーブして頭の重心を保っているのが通常です。しかし、うつむいている状態が続くと、首の骨のカーブが失われる「ストレートネック」という状態になってしまうのだそう。

ストレートネックでは、頭部や重心線が背骨より前に突き出してしまうために、約4~5kgもある頭の重みが首や背中の筋肉によりかかります。そのために、慢性的に首や肩が凝った状態になり、筋肉の緊張が原因で頭痛などのトラブルを引き起こします。こうしたトラブルは、首の筋力が弱い若い女性を中心に増えているそうです。

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