第12章 肩凝り〔最近の三大症状です〕 

肩すかしを食う、肩身が狭い、肩を落とす、肩に掛かる、肩を並べる、肩の荷を降ろす、等肩が凝りそうな用語が多いものです。驚くなかれ「肩凝り」は日本人だけです!外国の人では肩凝りの意味が通じません。意味を教えて貰ったら急に肩凝りを知るそうですから、精神的な問題かもしれません。

1 肩凝りの原因

  • 姿勢が悪い人(猫背、撫で肩、首が前に傾いた人)
  • 運動不足の人
  • 自律神経が不安定な人(頭痛、不眠、胃腸弱く便秘気味、手足が冷えやすい人)
  • 近視乱視なのにメガネを使わない人
  • 精神的緊張が強い人
  • 骨に異常がある人

不自然な姿勢や強い緊張が長く続くと、筋肉の血管が押し潰されて血流が悪くなります。体内でエネルギー源のブドウ糖が完全燃焼すると乳酸ができて、筋肉中に溜まってきます。この乳酸が筋肉の痛みの神経を刺激し、また痛みが筋肉の緊張を引き起こします。

そこで、肩凝りを治すにはこの悪循環を断ち切ってやれば良いし、予防には悪循環が起こらないようにすれば良いのです。頭は約5キロの重さです。首も肩もお米5キロの重さを常に支えているので疲れそうです。

2 予防と回復

  • 欠かさずに体操など運動すること
  • 姿勢を正しくすること(但し、極端に胸を張るのは禁物です)
  • 緊張した同じ姿勢を長く続けないこと(20~30分おきにひと息入れて肩凝り体操1~5の簡単な体操をする)
  • 肩凝りが酷い場合には良く温めること(熱湯に10分ほど浸したタオルをビニール袋に包んだもの、カイロなどで肩を温めると良い) 

3 肩凝り体操

◆首の運動
  • 上下傾倒運動(眼で天井が観えるまで、顎が胸に着くように)
  • 左右傾倒運動(左右の耳が肩に着くように傾ける)
  • 左右回転運動(顎が左右の肩に着くように首を捩じる)
  • 左右回転運動(交互に首をくるりと回す。痛い箇所があればゆっくりと通過させる)
◆肩の運動
  • 肩上下運動(首をすくめて肩を持ち上げ、脱力してストンと落とす)
  • 肩前後回転運動(肩で円を描くように、前廻しと後ろ廻し)
  • 腕上下運動(腕を突っ張るまで釣り上げる)
  • 腕真横上下運動(腕を真横の肩の高さまで振り上げる)
  • 腕水平運動(腕を前に挙げてから水平に開く)
  • 腕前後回転運動(腕を伸ばして前廻し、後廻し)⑥に腕を追加した運動
◆腰の運動
  • 腰前後運動(膝を曲げず伸ばしたままで、腰を前そして後に反らす)
  • 腰左右横運動(膝を曲げず伸ばしたままで、腰を左右の横に反らす)
  • 腰捻転運動(顔を一緒に廻しながら、両腕を振って体を左右に捩じる)
  • 腰回転運動(両腕を振って円を描くつもりで体を左右へ廻す)

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