第1章 足心術とは何か〔足は病気の情報センサー〕 

足の裏には、ツボとは別に人体の内蔵諸器官と対応している場所があります。内蔵の諸器官に異常や機能低下が生じると、その場所に圧痛や様々な異常が見られます。押したり揉んだりして、その異常を取り除くと、関連した内蔵諸器官も機能向上する理論に基づいています。この場所を『反射区』と呼んでおります。

血液循環理論は別に述べるとして、反射区は手足を含む人体の全部にあります。インドでは反射区に対する療法を行っいました。また、アメリカ先住民族のインデアンも古くから反射区を利用した病気治療をしていました。しかし、民間療法のレベルにとどまり世界へ普及しませんでした。いわゆる民間療法や迷信などと思われたようです。

実はもっと古くから発見されていました。古代中国の黄帝の時代に『観趾法』として発生したとされ、約二千年前の漢の時代に名医と称される華陀と言う医師が、『足心』と言う名称で初めて学問的体系として位置付けたとされています。それ以降は各流派が誕生して、それぞれが秘術として長い歴史を伝承して来たひとつの民間療法だったのです。 

それが突然として脚光を浴びました。それは、アメリカのフィッツジェラルド博士が今世紀の始めに『ゾーン療法』として復活させて発表したのを機会に、世界で注目を集めたのです。また、中国でも台湾在住の呉若石神父が関節炎の治療を広めました。それ以降は、万病を治す 健康法として、中国国民の間に大流行しています。

この章では足の裏を中心とした反射区分帯を『足心術』として紹介します。

足心術は、棒状の器具で患者さんの足の裏、などを刺激して治療したりする方法です。最近ではマスコミが興味本位で取り上げたりしているので、知っている人も増えています。(そこでは、痛い!と言う噂ばかりが先行しています)

健康法の一つとして静かなブームとなり、足心術のみで治療院を開設している人もいて盛況な様子です。この足心術は自分で経験してみなくては、その痛みが理解出来ません。また、どの患者さんも同様の方法と言う訳にも参りません。個人差があるので痛みの状態を診ながら施術するようにしましょう。しかも病気の症状によって刺激する箇所も異なりますから、確実に理解して下さい。

よく「老化は足から始まる」とか「疲れは足に出る」と言われます。人類が直立歩行をする様になってから、足に体重がかかり疲労が出ます。足こそ健康の鍵であると言うことは、古今東西多くの学者や医師によって唱えられ、ジョギングや散歩が手軽な健康法として根強い人気 を得ています。

<なぜ足裏を刺激(揉む・叩く・押す)すると健康に良いのか?>

この驚異的な効果を得られる『足心術』を習得することで、驚くほどの健康体になれるのか正しい理論と正しい方法を理解して下さい。

目次