第14節 ダイエットとビール〔ダイエット用のビールの選び方〕 

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◆口に入れるものは体温以上
冷たい飲み物や食べ物は内臓を冷やす原因になります。内臓が冷えると、その冷えを血液が全身に送るため、体全体が冷えてしまいます。飲み物も食べ物も、冷蔵庫から取り出したら、常温に戻してから食べるようにしたり、冷たいものを食べたり飲んだりしたら、その後に温かい飲み物を飲むなどして内臓を冷やしっぱなしにしないように気をつけましょう。 
食生活の観点から冷えを改善する方法をご紹介しましたが、運動を習慣化したり、生活習慣も改善できるようになればさらに体は温まるようになります。半身浴が習慣になっていない人は体が慢性的に冷えているので特に要注意です。ぜひ今日からダイエットのための新しい習慣として毎日の生活に取り入れてはいかがでしょうか。
また、半身浴後は体が冷える前に布団に入ることも大切です。お腹やヒップがいつも冷たくなっている人は、腹巻を利用するのも良いです。体を内側からも外側からも温める生活を心がけて、脂肪燃焼体質を作りましょう。
排泄行為は、大便+小便+汗です。このどらかが少ないあるいは排泄されない!としたら大変な不健康体質だと真面目に考えて下さい。「私は汗をかかない体質です!」なんて内臓障害ですよ。
◆ダイエットに役立つビールの選び方
最近では「糖質オフやカロリーオフ」など様々な種類のビールを見かけるようになってきました。そこで、ダイエットにも役立つ表示の見方やシーンに合わせたビールの選び方をご紹介いたします。
◆気になるダイエット中のビール選び
最近では「糖質オフ」や「カロリーオフ」「プリン体オフ」など様々な種類のビール(発泡酒や新ジャンル含)を見かけるようになってきました。ではダイエット中には、どのような種類のビールを選べばよいのでしょうか? 先ずはビールの種類から解説いたします。
◆ビール、発泡酒、新ジャンルの違い
まずビールと発泡酒の違いは、ビールの原料である「麦芽の使用量」と「その他の使用原料」によって定められています。日本の酒税法でビールは、麦芽の使用率が3分の2以上と決められており、その他の副原料は使用できる原料が限定されています。つまり発泡酒は麦芽の使用率が3分の2未満でその他の副原料も決められていないので、ビールに比べ価格も安く飲み口が軽いことが特徴です。
これに対して新ジャンル(第3のビール)と呼ばれる酒は、酒税法では「その他の醸造酒」あるいは「リキュール」に分類される酒類で原料を麦芽以外にしたり、発泡酒に別のアルコール飲料(大麦、小麦等を問わない麦由来のスピリッツや焼酎)を混ぜて製造されています。価格も安めで、ビールの味わいが楽しめ、よりスッキリした飲み心地が特徴です。
・ビール
麦芽使用率3分の2以上で、使用出来る副原料も限定
・発泡酒
麦芽使用率3分の2未満、副原料に制限なし
・新ジャンル(第3のビール)
麦芽以外でもOK
念のために瓶ビールの材料表示を御覧になって下さい。麦芽 100%は恵比寿ビールだけかもしれませんね。秋味とか生とか表示されていても実は発泡酒だったりします。良く表示を見ましょう。
◆ビールのカロリーと糖質
なんとなくダイエット中は避けたほうがいい?と思いがちな「プリン体」ですが、最近の研究では、食品から摂取したプリン体の殆どが体内で分解されてしまう事がわかってきました。つまり食品から摂取するプリン体よりも、体内で合成されるプリン体の方がはるかに多いので現在、体内でつくられる尿酸値の上昇を抑える方向に治療はシフトされています。
とはいうものの過剰な摂取は問題です。プリン体が気になる方はビールの飲み過ぎには注意し「プリン体オフ」のビールを上手に活用しましょう。
プリン体をビールで気にするよりも、干物魚の方がはるかにプリン体が多いのです。一般的には干物魚、魚卵、鶏卵、甲殻類海産物を注意すべきです。
プリン体以外にもダイエットで気になるのが「カロリー」と「糖質」です。ビールと発泡酒と新ジャンルのビールを比べてみるとメーカーにより多少の違いはあるものの、カロリーや糖質量は、どれも同じくらいでほとんど差はありません。発泡酒は飲み口が軽くスッキリしていますが、カロリーや糖質量が低いわけではありません。むしろビールよりも飲みやすいので、沢山飲めてしまい、逆にカロリ-オーバーにもつながりやすいので注意が必要です。
またここ数年、ノンアルコールビールも多数販売されるようになってきました。ノンアルコールビールはアルコールが含まれていない分だけカロリーは低くなりますが、糖質量はビールと同じぐらいか、もしくは高い場合もあるので表示をよく確認して選ぶようにしましょう。
◆カロリーゼロ・オフの注意点
ビール100ml中のカロリーは40kcalです。栄養表示基準に基づき、100mlあたり5kcal未満のものを「カロリーゼロ」と表示できます。また 100mlあたり20kcal以下(飲料の場合)のものを「カロリーオフ」と表示できます。
カロリーゼロやオフの商品は糖質を減らしたりアルコール度数を低くすることで低カロリーにしています。しかし、アルコール度数が低いため沢山ビールが欲しくなり、量を飲めばカロリーも加算されるので注意して下さい。
◆糖質ゼロ・オフの注意点
ビール100ml中の糖質は5.1gです。栄養表示基準に基づいて糖質が100ml中0.5g未満ものを「糖質ゼロ」、糖質が100ml中2.5g以下のものを「糖質オフ」と表示できます。しかし、糖質を抑えるために発酵度を高めて製造されているので、アルコール度が高まりビールよりもカロリーが高い場合もあります。つまり糖質ゼロ・オフの商品が必ずしも低カロリーの商品とは限りません。
また「50%オフ」などの表記は、比較対象の商品と比べて糖質の差を表記することができます。例えば 100ml中に含まれる糖質が3gのビールは「糖質オフ」とは表記できませんが、比較対象の商品が 100ml中に含まれる糖質が6gであれば「糖質50%オフ」と表示することができるのです。つまりどの商品と比較しているかにもよるので「何%オフ」の表示に惑わされず 商品に記載されている栄養成分表を確認して選ぶようにしましょう。
シーンに合わせてビールの種類を選ぼう
お酒はアルコール度が高い程カロリーが高くなり、ビールのアルコール度数は約5%です。
◆沢山ビールを飲む席では……
「糖質ゼロ表示がされており、アルコール度数が低いもの」を選べばより低カロリーになります。しかし、いくら低カロリーのビールを選んでも、お酒を飲み過ぎると、同時に料理も進み全体的なカロリーアップにつながってしまいますので一緒に食べるおつまみ選びもポイントとなってきます。揚げ物など油物や味の濃いものは控え、野菜や豆類などアルコール分解に役 立つおつまみを一緒にとり入れていきましょう。
◆量を飲まないのであれば……
「好きな味わいのビール」を楽しんだ方が満足感につながります。それでも糖質量が気になるようであれば食事で調整していきましょう。ご飯は白米ではなく、玄米や胚芽米にチェンジするだけでも糖質が抑えられ、ビタミン、ミネラル、食物繊維など不足しがちな栄養素も補えます。また、ビールのお供である「枝豆」は糖質代謝に役立つ「ビタミンB1」が多く含まれ ているのでお勧めのおつまみです。食べ合わせも意識してビールを楽しみましょう。
糖質やカロリーを抑えたビールはダイエットの味方になってくれる場合もありますが、我慢はストレスにつながります。自分が美味しいと思えるビールを選べば、満足感にもつながり飲み過ぎ防止にも良いでしょう。「ゼロやオフ」だからといって沢山飲み過ぎるのも危険です。表示をよく見る習慣を身につけて上手に活用していきましょう。
【コーヒータイム】
◆褐色細胞を活性化◆
肥満気味の人に向けたダィエット法の最後は、医学の現場から活性化させる褐色細胞の話です。同じ様に同じ物を食べても肥らない人がいます。この人達は、体脂肪を燃やす褐色細胞が多いのです。
褐色細胞は肩甲骨の部分と腰の後にあります。これを増やす体操を説明します。
  

【肩甲骨の部分】

  • 椅子に座って背筋を伸ばし、両膝をくっつけます。
  • 両手を胸前で曲げ両拳を胸前で合わせます。肘を上げて平行にする。
  • そのまま、拳を左右に引いて肩甲骨が着く様に平行に左右に張る。
  • その位置で10秒数えて静止する。
  • 次に、両手を胸前で左右に、交叉させそのまま10秒数えて静止する。

この②から⑤までを1セットにして10回/日のペースで努力して下さい。

  

【腰背後の部分】

  • 椅子に座って背筋を伸ばし、両膝をくっつけます。
  • 両肘を脇に付け、手の平を上向きで拳を握る。
  • そのまま、両手を右側に回転させます。(腰を右に捩る)
  • その位置で10秒数えて静止する。
  • 次に②の状態に戻し、両手を左側に回転させます。(腰を左に捩る)
  • その位置で10秒数えて静止する。

この②から⑥までを1セットにして10回/日のペースで努力して下さい。

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