第12節 ダイエットの味方になる栄養素〔食べて痩せられるなんて〕 

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◆ビタミンB群
ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、B6、B12、ビオチン、パントテン酸などの総称です。ビタミンB群は、糖質や脂質がエネルギーとして消費されるのをサポートする働きがありダイエットをサポートしてくれます。いつも、食事がパンだけ、麺類だけという炭水化物に偏った食事をしている人は、その代謝にビタミンB群を必要としているので、積極的に意識して摂って下さい。レバー、豚肉、うなぎ、焼き海苔、干ししいたけ、納豆などに多く含まれています。また、精製されていない玄米や胚芽米は胚芽の部分にビタミンB1が多く含まれます。おかずからビタミンB群を摂取するのが嫌なら、ご飯を玄米に変えることも良いでしょう。
なお、糖質と脂質の代謝に特に関わっているビタミンB1とビタミンB2は、体内で不足すると、疲れやすくなったりイライラしやすくなったり、にきび、肌荒れ、口内炎、眼精疲労などの症状が現れます。これらの症状がある人は慢性的にビタミンB群が不足している可能性があります。
◆ポリフェノール
運動前にポリフェノールを摂取するのはお勧めです。カテキン、イソフラボン、タンニン、ケルセチンなどを総称してポリフェノールと呼びますが他にもいろいろあり、その数は5000種類以上にも及びます。ポリフェノールの働きとして良く知られているのは抗酸化作用によるシミやシワの予防や癌予防ですが、その他にダイエット効果もあります。
ポリフェノールを含むコーヒーやお茶には脂肪を分解する働きがあり、それにより「運動前にコーヒーを飲むと痩せる」と一時期話題になりました。ただし脂肪は、分解後、燃焼されなければ体重減少には至らないので、ただ飲むだけではなく、飲んで脂肪を分解した後に運動をして脂肪燃焼を促す必要があります。運動前に限らず、出勤通学前あるいは帰宅前など歩く前にお茶やコーヒーを飲むのも良いでしょう。
◆フコキサンチン
海藻はダイエットや美容に最適な食材です。フコキサンチンは、主に緑黄色野菜に含まれる色素成分の総称であるカロテノイドに分類されます。肥満予防やメタボリックシンドロームの予防効果もあると注目されています。血糖値を低下させる働きもあることがわかっていて、肥満だけではなく糖尿病の予防にも良い成分です。
昆布、ワカメ、アラメ、ひじきなどの藻類に多く含まれていますが、乾燥させると含有量が減ってしまうので、生もしくはサプリメントから摂取するのも良いでしょう。
◆ギムネマ酸
体内への糖質の吸収を抑制する成分で、血糖値の上昇を抑えます。パンやご飯、麺類などの糖質を一度に大量に摂取すると血糖値が急激に上がり、血液中に増えた糖質が脂肪細胞に運ばれることで体脂肪として蓄積されるので、糖質の吸収を抑制するギムネマ酸はダイエット効果に効果大です。
糖尿病の予防にもなるので、健康のために摂取している人もいます。つる性の植物から作られるお茶(ギムネマ茶)に含まれていますが、サプリメントもあります。スイーツの食べ放題に行ったときや、炭水化物中心の食事の時に一緒に摂取すると良いでしょう。
ダイエットに良いと言われる栄養素や機能性成分をいくつかご紹介しましたが、どれか1つのみに頼るのではなく、毎日毎食いろんなものを食べていれば、体内の栄養バランスが整って脂肪燃焼がスムーズになります。
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