第11節 生理サイクルとダイエット〔密接な関係があった〕 

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◆生理サイクルとダイエット成功と食の関係

特に女性は男性に比べて、心身共にホルモンの影響を大きく受けます。ダイエット成功においても、女性ホルモンの一番の指標でもある生理は大きく関係してきます。ダイエット成功のためにも生理サイクルを正常化させる食生活について考えてみましょう。

◆生理サイクルはダイエット成功のバロメーター?

体に負担の大きい食事制限などで生理が止まることはよく知られていますが、ストレスなどで生理サイクルが乱れるとダイエットをしても痩せられない、という事は意外に知られていません。過度な食事制限はしていないし、適度な運動でストレスのないダイエットをしているのに、なかなか体重が減らない。こんな人は、生理サイクルの乱れが原因かもしれません。 

◆生理サイクルとダイエットの関係

ウェスト周りの中々落ちない脂肪は生理が関係しているのかも。女性ホルモンの1つであるエストロゲンは脂質の代謝に関わっていて、血中コレステロールが高くならないように調整したり、妊娠した時に腹部のスペースを空けておくために内臓脂肪が溜まりにくいように作用し ています。

お腹周りを中心に脂肪がつく内臓脂肪型肥満に陥りやすい男性に比べて女性にそれが少ないのはそのような理由からです。しかし、女性でも女性ホルモンの分泌が少なくなる更年期になると、お腹まわりに脂肪がつきやすくなります。生理サイクルが乱れている人は女性ホルモンの分泌が正常とは言えないので更年期と同じような症状が出てしまいます。

若い人でも、生理サイクルが乱れることでイライラしやすくなったりのぼせたり発汗量が増えたり、と更年期のような症状が出ます。その1つに太りやすく痩せにくくなることがあります。生理サイクルとダイエットは密接に関係していて、生理サイクルはある意味ダイエットに成功できるか否かの1つのバロメーターと言えるのです。

◆生理サイクルが乱れる原因

女性ホルモンが乱れる生活を送っていると、生理不順や無生理を引き起こします。それでは女性ホルモンの分泌が乱れる原因は何でしょうか?もちろん、それには何かしらの病気が原因として潜んでいることもありますが、実は心身が受けるストレスでも簡単に生理に影響を及ぼしてしまうのです。

自律神経のコントロールを司っている視床下部はホルモン分泌の調整も担っているため、何かしらのストレスで自律神経の働きが悪くなると、女性ホルモンが正常に分泌されず、無生理や生理不順を引き起こしてしまうのです。

食べたいのに食べることを我慢し続ける極端な食事制限も、うまくいっていない職場の人間関係も、失恋などの悩みも、不眠も、様々なことがストレスになり得ます。

◆生理サイクルを正す習慣術

生理サイクルを正すためには、先ずは極端な食事制限をしないことが大切です。特に、1日の総摂取カロリーが適量を大幅に下回っていたり、長期に渡る糖質制限などで体内でのエネルギー産生ができない状態が続くと、身体的にも精神的にも大きなストレスになります。

炭水化物やお菓子類に偏らず、蛋白質メニューも野菜も毎食しっかり食べてバランスの良い食事を心がけて適度に体を動かすのが、生理サイクルを整えるために最も有効です。ちょっとした隙間時間を使ってウォーキングをしたりストレッチをするだけでもストレス解消効果は大きく、心身がストレスから解放されます。

1日の最後は半身浴で副交感神経の働きを強めてリラックスしたり、睡眠時間をたっぷり取ることも、ストレスの解消に有効です。

多くの女性のダイエットをサポートする中で感じたのは、多くの人が食事制限や運動ばかりに意識が向いていて、ストレスケアや生理サイクルを正すことを重視していない、という事です。なかなか痩せられない原因が、実は生理サイクルの乱れにあるという人は意外にも多く、体重を減らすことよりも先ずは生理サイクルを正すことで減量がスムーズに進むようになった人が多いのです。

女性の体は繊細です。生理サイクルをきちんと毎月記録して、「最近乱れているな」と思ったら、極端な食事制限をしていないかチェックして、そしてストレスケアを心掛けましょう。

【コーヒータイム】

◆呼吸ダイエット法◆
肥満気味の人は、ダィエットに無理をしていませんか?もっと手軽な方法として体脂肪と内臓脂肪を燃やす呼吸ダイエット法を説明します。この方法は、伝統的な中国武術や一部の空手道の流派のみに伝えられています。
【仙人の呼吸術】とも呼ばれます。
①ゆっくり時間を掛けて息を鼻から吸う。
  • 舌を巻いて、舌先を上前歯裏の歯茎の付け根に着ける。
  • 口を閉じて、肛門を絞る。
  • 複式呼吸(吸う時にお腹が出る)をする。
②息を精一杯に吸ったら3秒間だけ停止する。
③ゆっくり時間を掛けて息を口から吐く。
  • 舌を巻いて、舌先を喉の方へ伸ばす。
  • 口を開いて、肛門を緩める。
  • 複式呼吸(吐く時にお腹が凹む)をする。
④息を苦しくなるまで吐き続け、最後は勢い良く一気に吐き出す。
 この最後の④が重要です。さぁ~今日からやってみて!

ダイエット=食事制限、と考えて食べないダイエットを実践する女性が非常に多いと思います。実は食べた方が痩せる、食べないとかえって太る、というケースもあります。果たして食べる事でダイエットの味方になってくれる栄養素って何でしょう?

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