第2節 不飽和脂肪酸〔オメガ3とは何か〕 

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◆オメガ3脂肪酸の効能・効果

オメガ3(DHAやEPA)には、血液中の脂質濃度を下げる働きがあるといわれている事などから、以下のような効果があると期待されています。中性脂肪を抑えるために効果的な働きを持つEPAやDHA等を含む青魚や良質な蛋白源を多く摂るのがよいでしょう。

  • ー、コレステロールを下げる(悪玉コレステロールを下げる)
  • ー、中性脂肪を下げる
  • ー、動脈硬化・心筋梗塞予防
  • ー、高血圧予防
  • ー、脂肪肝(肝臓の病気)予防
  • ー、高脂血症予防
  • ー、加齢黄斑変性予防
  • ー、ダイエット
  • ー、メタボリックシンドローム予防
  • ー、脳の活性化による記憶力のアップ
  • ー、花粉症・アトピーなどアレルギー症状の緩和
  • ー、抗うつ作用・イライラを抑える

◆オメガ3とオメガ6

オメガ6に分類される必須脂肪酸のリノール酸は、主に植物に含まれ、動物はこれを元にアラキドン酸、プロスタグランジン、ロイコトリエン、トロンボキサンなど生理活性物質を合成します。従って、動物は食物(植物および肉類)として、リノール酸を摂取しなければ生存できません。

しかし、リノール酸の必須量は1カロリー%であり、普通に摂取されている米麦、卵、肉類など主食的なものの中に必須量の2倍以上が含まれています。すなわち、普通に食事をしている限り、リノール酸欠乏症になることはありません。現在、平均的な日本人は必須量の6倍以上を摂取しています。これをいかにして半減、あるいは3分の1以下に減らすかが課題となっ ています。

オメガ6脂肪酸を減らし、オメガ3脂肪酸の多くすることが課題です。オメガ3の多い食事で健康になりましょう。

<注意>

ひと昔前には油=リノール酸と謳われました。今ではリノール酸を広告する食品メーカはありません。これは、夢の建材=石綿(アスベスト)が20年後、肺に様々な病気を発症させる元だと分かって、一斉に禁止された時と同様です。リノール酸の摂取過剰は、病気の引き金となる活性酸素を活性化するのです。

◆オメガ3脂肪酸の多い食品

オメガ3脂肪酸は、えごま油、シソ油、亜麻仁油、くるみ、青魚、緑黄色野菜、豆類などの食品に含まれています。食品から摂取することができれば良いと思いますが、オメガ3脂肪酸は普段の食事から取るのが比較的難しいので、オメガ3サプリメントなども活用するといいと思います。

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