第1節 LH比率1.5以下が目標〔善玉と悪玉とのバランス〕 

前ページ 次ページ

◆LH比(=L/H)が1.5以下を目指そう!

動脈硬化が進んでいるかどうかの目安として、悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率「LH比」と呼ばれる新しい指標が注目されています。LH比が高い人ほど動脈硬化のリスクが高く、LH比が 1.5以上になると動脈硬化の可能性が高くなってきます。

◆コレステロールと肝臓

コレステロールは、食べ物からしか摂取できないと思っている方も多いようですが、実は、コレステロールは体内(主に肝臓)で作られるほうが多いのです。

1日に必要な量の約80%ものコレステロールが、肝臓をはじめ体内で作られており、食物から摂取するコレステロールは約20%なのです。

※日本人で食べ物から摂取するコレステロールで病気になる人は殆どいません!

「高コレステロール血症」などの人を除く健康な人であれば、体内で血中コレステロール値を調節してくれる為、食品から摂取するコレステロール量を過度に気にする必要はありません。

※それよりも、肝臓に負担をかけない生活習慣を作ることが大事なのです。

◆コレステロールを下げる食事・食品・食材

肝臓機能が強くなければ、コレステロールを処理することはできません。肝臓の機能が低下すると、コレステロールは処理できなくなり、血液中に溜まってしまい、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こしてしまうのです。

※肝臓機能をアップさせる食品は、タウリンを含む食品です。

タウリンとは、牡蠣、烏賊、帆立貝など魚貝類に多く含まれる成分です。肝機能をアップさせてコレステロール処理能力を高める働きを持っています。魚貝類の食事で肝臓機能を強化しましょう。また、悪玉コレステロールを下げる食事として、オメガ3脂肪酸(DHAやEPA)を多く含む食生活を心掛けましょう。

◆オメガ3脂肪酸とは

脂肪酸は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。不飽和脂肪酸には、その構造からオメガ3n-3系脂肪酸、オメガ6n-6系脂肪酸、オメガ9に分類されます。

青魚に多く含まれるDHA・EPAやえごまに含まれるαリノレン酸は、オメガ3に分類される脂肪酸で、この脂肪酸は細胞が正しく機能するためには不可欠なものなのです。オメガ3脂肪酸は青魚、えごま油、シソ油、亜麻仁油、くるみ、緑黄色野菜、豆類などの食品から摂取できます。

前ページ 次ページ