第2節 血圧を下げる効果〔高血圧の予防にも〕 

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◆タウリンの作用

タウリンの効果を列挙してみましょう。

  • 心筋の収縮力を高めることにより、血流量を増やし、鬱血性心不全を予防
  • 交感神経抑制作用により食塩過多の高血圧の改善
  • インスリン分泌の促進により糖尿病の予防、治療と膵臓のβ細胞を保護
  • 肝臓の解毒作用の強化でアルコール障害を改善。アミノ酸が肝臓病予防や治療効果
  • 胆汁酸の分泌促進によりコレステロール胆石を溶解。善玉コレステロールを増加
  • 小腸のぜん動運動を促進し、内容物のスムーズな移動を助け、腸内環境を維持
  • 気道収縮を予防することにより気管支喘息を改善
  • 新生児の脳の発育を促進

と、人体の健康にとってよいことばかりです。認知症(その6割はアルツハイマー症)に罹る人と罹らない人の食生活では、魚貝類を主に食べた人が罹りにくい結果が出ています。

※加齢は避けられない、でも老化は避けられます!肉食生活を改善してみませんか?

◆タウリンには血圧を下げる働きがある

【血圧が上昇する仕組み①】
交感神経に刺激→心拍の動きを速め、血管を収縮→血液量が増えて血管が縮まる→血圧上昇
交感神経は刺激を受けると、心拍の動きを速め、血管を収縮させます。血液量が増えて血管が縮まるので、血圧が上昇します。
【血圧が上昇する仕組み②】
交感神経→腎臓に作用→腎臓の働きを抑制→血圧上昇

交感神経は腎臓にも作用します。腎臓は、身体から塩分と水分を取り除くことで血液量を減らし、血圧の上昇を抑えます。交感神経は、腎臓のこうした働きを抑制します。このことも、血圧の上昇につながります。そこでタウリンが役に立ちます。交感神経を抑制するタウリンは塩分の摂り過ぎによる高血圧の改善には特に有効です。

◆タウリンが高血圧を予防

血圧を正常に保つことに効果を発揮しているのがタウリンなのです。タウリンには、ホメオスタシスという生命活動を維持する機能があります。

実験で、ラットにタウリンを与えると、血圧が上がるのが抑えられて、脳卒中を予防できるということが分かりました。高血圧の要因は、脳にストレスがかかり、緊張のサインが脳から末端神経に伝達され、神経がノルアドレナリンというホルモンを分泌。このホルモンが血管を縮ませて血圧を上昇させています。

そこにタウリンを投与すると、タウリンがノルアドレナリンの分泌を抑制してくれ、血管を元の状態に戻し、血圧を正常値に戻してくれます。

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