第4節 バナナの種類と効用〔バナナの色に注意〕 

前ページ 次ページ

バナナは腹持ちがよく栄養価も高いことから、栄養補給に非常に役立つ果物です。食物繊維にビタミン、ミネラルなどが非常に豊富なため、美容効果や健康増進を目指す方にも非常にお勧めの食品です。バナナには、その成長過程で効果が違うことをご存知だったでしょうか?ここでは、それぞれのバナナが持つ栄養と効果についてご紹介します。

①便秘を解消したい方は青バナナ

まだ青い状態のバナナ(本来は青バナナを海外から輸入して、熱で燻蒸して黄色に熟れさせます)には、レジスタントスターチという消化されにくいでんぷん質が多く含まれており、食物繊維と似たような作用によって便秘解消にお勧めです。

もともとバナナには、フラクトオリゴ糖という成分が含まれ、腸内環境を整える働きもあります。これが青い状態の青バナナなら更に効果的です。また、レジスタントスターチには血糖値を上昇を緩やかにする作用もあり、糖分が脂肪分に変わるのを防ぐ働きがあります。青バナナは黄バナナや黒バナナと比較すると、固さが強く、噛みごたえがあるため満腹感が得られやすいのでダイエット中の方にも適しています。

②疲労を回復したい方は黄バナナ

黄色く熟したバナナは栄養価が一番高くビタミンやミネラルが多いことで知られています。ブドウ糖や果糖のバランスが非常によく、即効性と持久性のエネルギー源にもなるため、激しい運動後や虚弱体質の方の栄養補給に向いています。

シンクロナイズドスイミングの選手は、体力の消耗が激しくて良く食べるそうです。特に、バナナを夜に食べるのが生活リズムだそうです。また、疲労回復に有益なビタミンであるビタミンB1、B2、B6も含まれており、少量でも豊富な栄養分が補えるため、疲れて食欲がない方にもお勧めです。

③胃腸の調子をよくしたい方は黒バナナ

完全に熟した黒い状態(シュガースポットという黒い斑点が皮に多くある状態のこと)日に日に成長して大きくなるバナナには、リン脂質という成分が含まれ、免疫力を高める作用があります。

また、体内に入ったリン脂質は胃の粘膜に吸着し、酸からの攻撃から守る働きもあるため、胃潰瘍を予防する効果も期待できます。ストレスや胃に負担のかかりやすい食生活をしている方には、黒くなった完熟バナナを意識して食べるようにするとよいでしょう。

バナナひとつでも、青や黄や黒の状態によって働き方が変わる面白い果物です。れからは、少しだけ意識して食べてみてはいかがでしょうか?

aa aa
前ページ 次ページ