第4節 牽引治療は正しいか〔全身の歪みを診るべき〕 

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<ストレートネックは全身の歪み>

脊柱(背骨)全体を見て下さい。

脊柱は頚椎・胸椎・腰椎・仙椎(仙骨)という構成になっています。頸椎(首)は、その脊柱の一部分です。病院へ行くと、首だけをレントゲン撮影します。レントゲンの結果、首が本来のカーブでなくなっている(位置がずれている)とストレートネックと診断されます。

首が悪いのだからと、首を引っ張ったり温めたりする治療を行う病院がほとんどですが、本当は、全身を調整しないとストレートネックは治りません。ストレートネックの人は、 100%身体の生理的湾曲(S字カーブ)が崩れています。結果と原因は違います。頸椎(首)が真っ直ぐ(ストレートネック)になってしまう原因は、身体のいろいろな部分が関係しています。

「からだ」全てが正常に機能する為には、正常な骨格でなければなりません。骨格には筋肉が付いていますので、骨格の位置のずれにより筋肉も正常に機能できなくなります。ストレートネックの人は、頸椎に歪みがあるので、胸鎖乳突筋や肩甲挙筋に影響します。また、骨格がいびつ(歪み)だと内臓もいびつになります。特に胸郭や骨盤には、大事な臓器がありますので、ストレートネックの人は、内臓が弱い人が多いです。

◆ストレートネックの牽引治療に注意!!

ストレートネックの症状がある人は、必ず左右の歪み(捻れ)も一緒に起こっています。ストレートネックであっても、左右のバランスが取れていれば症状は出ないのですが、ほとんどの場合、真っ直ぐな上に左右バランスの崩れが加わり、痛みなどの症状が出てしまうのです。

首が不自然に捩れている状態での牽引治療はとても危険です。無理に引っ張ると、靭帯を痛めたり、椎間板を痛めてしまいます。牽引治療の直後は症状が軽くなっても、結果的に悪化してしまう場合が多いのです。ストレートネックは、身体全体の歪みですから首だけを引っぱって治そうとしてもダメなのです。

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