第3節 ストレートネック再説明〔怖さを理解して下さい〕 

前ページ 次ページ
aa

 ストレートネックは、文字通り首の骨が真っ直ぐになっている状態ですが、カーブを描いているのが正常ですので、真っ直ぐであることは「歪んでいる」ということです。頚椎(首の骨)は、少し前にカーブしているのが正常なのですが、何らかの原因により、まっすぐになってしまう状態をストレートネックといいます。

また、進行すると、逆に反る 頚椎後弯変形(後方ネック) になる場合もあります。重い頭を細い首で支えるには、適度なカーブにより重心をとらえる必要があります。頚椎のカーブは、衝撃を吸収する役割もあり、とても大切なのです。そのカーブが失われてしまうと、頭を首の筋肉だけで支えることになり、慢性的な肩凝りや首のハリが起こり、いろいろな症状が現れます。ストレートネックは、パソコン作業のようなデスクワークの人に多く発症しており、座っている時の姿勢が大きく影響していると考えられます。

また、ゲームや勉強を長時間続ける子供たちにもストレートネックが増えています。右上の図を見てください。緑のラインが頚椎のカーブ、赤のラインが重心線です。左の頚椎は、正常なカーブを描き、頭部は頚椎でしっかり支えられています。右のストレートネックを見ると、正常なカーブは失われ、頭は頚椎より前に来ています。

ストレートネックの場合、頭部や重心線が背骨より前に来てしまう為に、重い頭(約4~5kg)を首の筋肉で支えなければなりません。ですので、慢性的に首や肩がこり、それらの筋肉の緊張から頭痛などのトラブルを引き起こします。ストレートネックの方というのは、いわばサスペンションの効かない車に乗っているのと同じ状態です。常に頭の重さは周囲の椎間板や 筋肉や神経に過剰なストレスを与え続けていますので、そういった期間が長期間続いてくると 結果的に頚椎ヘルニアや慢性的に繰り返す寝違えや頚椎症の原因になってきてしまいます。

前ページ 次ページ