第6節 体温を1℃上げる方法〔病気の予防の為にも〕 

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<体温を1℃上げる簡単な方法>

免疫力をアップするには、体温を上げるのが近道です。毎日の生活の中で手軽にできて、体温を上げるのに効果的な方法をご紹介します。

①朝食をよく噛んで食べる
食べ物をよく噛んで食べるとエネルギー代謝が高まり、体温が上がります。この反応が最も大きいのが朝です。また、朝は腸のぜん動運動が最も活発になる時間帯でもあるので、朝食をしっかり食べることで腸を動かし、体温を上げましょう。
②薄手の服を重ね着する
厚手の服を1枚着るより、薄手の服を2枚重ねた方が温かく過ごせます。服と服の間にできる空気の層が体温で温まり、保温効果をもたらすためです。また、汗をかくと体が冷えるので、暖房のきいた室内など暑くなったら小まめに脱いで、汗をかかないようにしましょう。そのためにも重ね着が便利です。
重ね着と言うと上着を羽織るなど、上半身を温める工夫をしがちですが、実は下半身を温める方が効果があると言われています。寒い日には、上半身にたくさん重ねるよりも、タイツやスパッツ、パッチ(股引)を履くなど下半身の着衣を1枚増やすと効果的です。
③歩幅を広めにして速歩きする
熱は筋肉で作られるので、運動不足で筋肉を動かさないと体はどんどん冷えてしまいます。筋肉は7割が下半身に集中しているので、下半身の運動は身体を温めるのに効果的です。冷えを防ぐために、わざわざ時間をとるのが難しくても、日々の生活の中で体を動かすよう心掛けましょう。例えば、歩くときは歩幅を広めにして速く歩き、腕をふるだけでも、体はポカポカになります。また、物を拾うときには深く膝を曲げるなど、スクワットのような動きを意識的に行うのも、下半身の大きな筋肉を動かすことができ、熱を生み出すので効果的です。
③42℃お湯5分のHSP入浴
シャワーで済ませずお風呂に入ることは、それだけでも体温アップに効果的です。更に、免疫力を高めるには、HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす入浴法を行いましょう。HSPとは、私たちをストレスから守る役目を持つたんぱく質の一種で、熱いお湯などの熱ショックによって数が増えることがわかっています。
このHSP入浴のやり方は、42℃のお湯を張った湯船に5分間肩までつかるだけです。熱いお湯が苦手な人は40℃のお湯に20分入るとよいでしょう。全身の血流が良くなることによる“冷え改善効果”と、HSPが増えることによる“免疫力アップ効果”が同時に得られます。
④敷布団を重ねて熟睡する
睡眠不足も冷えを加速させます。体が冷えて眠れないという人は、掛布団や毛布を何枚も重ねるよりも敷布団に一工夫しましょう。敷いているものが薄いと体の熱が下から放出されて温まらないので、敷布団の上に敷毛布を敷いたり、敷布団とマットを重ねたりして、体の下に敷くものを厚めにし、熱が逃げない工夫をしましょう。
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