第5節 免疫力を向上させる〔冷え性や乾燥は大敵〕 

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◆体温と免疫力の意外な関係

寒くなる季節は、冷えたり乾燥したりするから、免疫力が下がって風邪を引きやすいのです。これから年末にかけて忙しくなるのに、風邪を引くのはイヤだなぁ。でも、冷えや乾燥対策ってあんまり考えたことがないし、どうしたらいいんだろう。だれか教えて~!

◆冷えや乾燥は免疫力低下の元

近年、冷え性だと自覚する人が増えていると言われています。ある調査によると、日本人女性の7割が自分は冷え性だと思っているそうです。もともと筋肉が少ない女性は冷えやすいですが、最近は運動不足やストレスによって、男性にも冷え性が増えているそうです。体温は、外気温の影響を受けるため、寒くなる秋冬はさらに冷えが加速します。

冷えると、全身の血流が悪くなり、肩こりや便秘などさまざまな影響があるほか、免疫力も低下してしまいます。体内のあらゆる生命活動にかかわる「酵素」は体温と関係が深く、酵素が最も活発に働く体温は36.5~37℃と言われています。ところが、体温が1℃低下するだけで酵素の働きは半分になり、その結果として、免疫力は30%も低下すると言われています。

また、秋冬は外気の湿度が低い上、暖房などで室内の空気も乾燥しがちです。空気が乾燥すると、のどや鼻の粘膜が乾燥しやすくなり、ウイルスなど病原体の侵入を防げなくなります。冷えと乾燥のダブルパンチで、秋冬の免疫力は低下するのです。

◆「免疫力低下度」チェック

免疫力の低下はなかなか自覚しにくいものです。まずは下記の項目で、当てはまるものをチェックしてみてください。あなたの「免疫力低下度」がわかります。

  • 平熱は36度以下である
  • 脇の下よりお腹や二の腕の方が冷たい
  • 肩こり、首こり、頭痛がある
  • 便秘や下痢がある
  • 吹き出物が治りにくい
  • 睡眠時間が7時間以下である
  • ストレスを感じることが多い

チェックが該当する項目が多いほど、体が冷えて免疫力が低下している可能性があります。一つでもあてはまったら、今回ご紹介する免疫力アップ法を今すぐ実践しましょう。

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