第1節 体温アップ法#1〔1日に30分歩く〕 

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加齢と共に基礎代謝は落ちていきますから、筋肉量を増やすことはあらゆる病気対策に必要なのです。筋肉量の減少以外では、運動不足に加えて、エアコン生活によって汗をかきにくい環境であることも低体温の原因と考えられています。脳の視床下部にある体温中枢を刺激する機会が失われると、体温を調整するための発汗中枢が作動しなくなり、低体温になります。

また、人間関係や経済面の問題、家族問題など、生きていく上で生じるストレスは50年前より複雑化しています。ストレスによって分泌するホルモンは、筋肉を分解することによってストレスを緩和するために、ストレスが強いと筋肉をやせさせてしまい、その結果、低体温を招くということもあります。何といっても筋肉量の低下が低体温の最大の原因ですから、今日からでも筋肉量を増やす生活を習慣にしてください。

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◆体温アップ健康法#1:1日30分必ず歩く

加齢による筋肉の減少率は年間で約1%です。しかし1日中動かないでいると1日で0.5%もの筋肉が失われます。ということはたった2日間で1年分の筋肉を失ってしまう計算なのです。また、宇宙飛行士も無重力空間でたった数日間過ごすだけで、地球に帰還したときには筋肉が衰えてしまい、歩くこともできなくなってしまうといいます。(最近では、筋肉量維持のため宇宙空間でもマシンを使ってトレーニングを行っています)。筋肉を維持するためには、毎日の生活で適度な負荷をかけ続けることが必要なのです。人間の筋肉の7割は下半身にありますので、「歩く」ということが、効率よく筋肉を鍛えることになります。

①1日30分歩く
毎日続けられることが大事ですから、通勤では1駅歩いて電車に乗る、毎朝の犬の散歩を続ける、買い物のときにはバスに乗らないなど、無理なく続けられる方法を考えましょう。続けて30分歩くことができない場合は15分を2回に分けたり、10分を3回に分けたりしてもよいでしょう。 毎日続ければ、必ず3ヶ月後には成果が出ます。
②朝のウォーキングの勧め
「歩く」ことに慣れてきたらウォーキングを習慣にしましょう。 雨の日も風の日も毎日30分かけます。体温の一番低い朝におこなうことで、0.7~1度体温が上昇します。毎朝、一気に体温を高めることで1日の体調がよくなり、30分の有酸素運動で毎日8gの内臓脂肪を減らすこともできます。

朝のウォーキングは自律神経の副交感神経と交感神経の切り替えをスムーズにする点でも、体温アップに効果的。但し、朝のジョギングは自律神経に負担をかけるので、体温アップのためには、本音ではあまりお勧めしません。

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