第1節 胃もたれ〔年齢と共に消化が衰える〕 

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胃もたれはどうして起きるのでしょうか?胃には食べ物と胃酸を混ぜ合わせ、消化する働きがあります。そして「胃もたれ」とは、胃で消化された食べ物がなかなか十二指腸へ送り出されない状態のことです。消化を終えても消化物が胃の中に長く残るため、食後しばらく経っても胃が重く感じてしまいます。つまり、食べ過ぎた時など、胃が正常に膨らまなかったり、消化物を送り出せないために、胃の不快感が起こっています。

<胃の形状の種類>

牛角胃(ぎゅうかくい)
aa とくに欧米人に多い形状
「牛角胃」といわれる牛の角のようにすらりとした形の胃。
食べ物がスムーズに流れ、もたれることはあまりありません。
鉤状胃(こうじょうい)
aa 日本人に多い形状鉤のように曲がった「鉤状胃」は日本人に多い形状。
中央部が出口より低い位置にあるため、食べ物がたまりやすい。
※食べて直ぐに横になるのは悪化する!
瀑状胃(ばくじょうい)
aa 日本人の10人中2~3人に見られる(胃イナバウァ~)
胃の入り口が出口より下にあり、二つ折りになった複雑な形状。
食べ物が流れにくく、数箇所にたまってしまいます。
※食べて直ぐに横になるのは悪化する!

<胃もたれの原因とタイプ>

胃もたれのタイプは、大きく2種類のタイプに分けることができます。

①食べ過ぎ・飲み過ぎの場合
胃の消化能力を超えている量を食べたり、消化しにくい脂肪分を摂りすぎたりすると、食べ物が消化しきるまで胃が満杯の状態となるため、胃もたれの原因になります。
②胃自体が弱っている場合
風邪や不規則な生活、ストレスなどにより、胃の運動機能が低下して胃もたれを起こすことがあります。いつまでも症状が治らなかったり、食欲不振が続く場合は、専門医の検査を受けたほうがよいでしょう。
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