第2節 疲れは健康赤信号〔正しい休息の取り方〕 

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竹を曲げて直ぐに離せば元通りに戻りますが、続けて何日も曲げておけば、離してもやがて曲がったままで元通りにならないものです。それと同じ様に疲れを感じたら、直ぐに疲労回復の手段を講じないと、疲れが溜まって思わぬ病気の原因になってしまうことがあります。

生活上で特に思い当たる原因もなく、疲れが長引くときには健康管理の相談をしたり、医師の診察を受けることが大事です。それでも病気や病的な異常が発見されない時には、日常生活をもう一度降り返ってみて下さい。

※日常生活の歪みから起きている疲れには以下のものがあります。

  • 過労、休養不足、睡眠不足
  • 運動不足
  • 食生活の不合理
  • 眼の酷使、視力の不適
  • 精神的ストレス
  • 肥満
  • 環境不良
  • 老化、体力不足
  • 体質的なもの(低血圧、胃下垂など)

※疲れは体の自然な防御作用です、素直に耳を傾けて対策を取るべきです。

◆何もしない休息は逆効果

月曜病と言うのがあります。休日の翌日、何となく冴えない状態のことをいい、ブルーマンディとも言われています。普通は休日の遊び過ぎで疲れが出るから、と言われます。実は、日曜日に何もしないで休んでいただけなのに、月曜日が憂鬱と言う人が遥かに多いのです。普段から休みたくて仕方無かったから、休日は何もせずにゴロゴロしていたのに、ちっとも疲れが取れていない形での月曜病は益々増えてきています。

その理由は簡単で、休日の過ごし方、つまり休息の仕方が不適切なのです。普通、休息とは体を楽にすることだと考えがちです。しかし、そんな休み方は肉体疲労を取るのには役立っても、精神疲労を取るのにはあまり役立ちません。

頭脳労働者ばかりでなく、現代人の総てがこの精神疲労に冒されています。こういう時は、仕事その他の悩みが何時までも頭にこびりついて、脳の休まる暇がありません。この精神疲労を取るためには、頭を疲れさせている仕事、その他の悩みをサッパリ忘れてしまう時間を持つことです。

つまり、頭の切り替えが出来る時間を持って、自分で心から楽しめる趣味や娯楽やスポーツに没頭することなのです。スタミナアップに運動をするのも、実はこの切り替えが重要な意味を持っています。休息しても疲れが取れない人、スタミナアップしたい人、体力をつけたい人など、もう一度休日の内容や休息時の過ごし方を反省してみる必要がありそうですね。

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