第7節 スポーツ障害〔充分なストレッチをしよう〕 

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スポーツ医学では、スポーツ運動中に起きる傷害をスポーツ外傷とスポーツ障害とに分けています。スポーツ障害とは、スポーツ運動を繰り返し行う時にスポーツ順応、運動制限、中止など日常生活へ支障を来すような場合を言います。

1 障害発生の誘因

  • 発育過程の年齢層で偏ったスポーツ的刺激を反復すると、発育が歪められて変形等が起きることがあります。
  • 先天的に形態異常または疾病を持っているときには起き易い。
  • 疲労蓄積状態、栄養不足、精神不安定の状態に起き易くなります。

2 障害発生の現れ方

これには、疼痛と変形および機能障害があります。

3 発生起点

  • 骨端部の過刺激
  • 牽引行為の反復
  • 直接打撲の反復
  • 摩擦
  • 首の過労
  • 筋や筋膜の疲労蓄積
  • 関節腔内面への過剰刺激

4 主な障害

・頭部の障害
ボクシングでの頭部障害、柔道での絞め技の障害
・首や頸部や上腕部の障害
野球肩、頸肩部筋硬結症、利腕側肩甲骨の疼痛、鎖骨蚕食像、リュックサック麻痺
・肘部や前腕部の障害
野球肘、槍投肘、ゴルフ肘、剣道肘、体操肘、柔道肘、肘関節障害、肘関節周囲炎
・手部や指部の障害
手根部舟状首疲労性首、疲労性、キーンベック病、ボクシング「拳」疲労性障害
・腰部の障害
腰痛症、脊椎異常湾曲、腰仙部椎、変形性脊椎症、椎間軟
・股部と大腿部の障害
ペルテス病、弾発股
・膝部の障害
非特異性膝関節炎、膝関節鼠、膝半月障害
・足部の障害
アキレス腱炎、腱周囲炎、足関節障害、踝障害

5 自己配慮

  • 栄養、腫眼、疲労の解除
  • スポーツマッサージ
  • 準備体操
  • 調整体操
  • 膝の回転など特別に丁寧な運動
  • 修復修練の配慮
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