第6節 健康の自己チェック〔日常生活上でチェック〕 

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現代人は日頃の繁忙に紛れて、日常の健康点検を忘れがちです。この健康点検には、自分や家族の健康状態を調べる方法と日常生活にかなっているかを調べる暮らしの点検法の2種類があります。ここでは、先ず健康状態の点検のポイントを説明しましょう。

人間の疲れを医学的には、身体的疲労・神経感覚的疲労・精神的疲労の3つに分けています。日常、私達の感じている「疲れ」は、これらの3つの疲労がミックスしたものです。スポーツや筋肉労働を行った場合には、主に身体的疲労が現れ、眼や耳を良く用いた場合には神経感覚器の疲れが目立ちます。

この身体的疲労の現れ方は顕著です。ある程度まで疲れが溜まると体が言うことを効かないので自然と限界を超えません。そして休養によって案外にきれいに疲れが取れるのです。ところが眼や耳などの神経感覚器の疲れや精神的な疲れは、その現れ方が緩やかで、身体的疲労ほどハッキリしません。そのために、ややもすると限界を超えやすく、またその回復も休養でも中々び回復しにくい傾向です。とりわけ、精神的疲労にこの傾向が著しいものです。

疲れの点検ポイントで一番大事なことは、起床時に『前日の疲れが、休養や睡眠によって拭い去られているかどうか』を点検することです。何となく気分がさえずに、疲れの残留感がある場合には、休養を取って、早目に就寝を心掛けて下さい。

◆洗面台の鏡チェック

自分の顔を鏡に映して顔色、表情、唇、肌の艶、口の中、舌、歯茎などを良く点検しましょう。女性の場合には、鉄分不足による貧血も多いので、目蓋の裏側の色調を調べて、赤色が薄くないかチェックして下さい。顔の黒いシミは日焼けで仕方内ですが、赤いシミは危険です。

◆歯磨きチェック

歯を磨くときに歯痛の有無、歯茎からの出血があるかどうかをチェックして下さい。異変を感じたら歯科へ。歯のトラブルは、放置しておいても治るどころか進行するだけです。

◆排尿チェック

尿の回数、尿の出方、色そして匂いをチェックしましょう。尿の回数が増え、下腹部の痛みなどを感じたら膀胱炎を疑います。逆に、回数が減って顔が腫れてたら腎臓炎を疑われます。

◆排便チェック

不消化便の場合には、食べ過ぎ飲み過ぎを慎み、消化の良い食品(豆腐や卵の料理)を摂取するように心掛けて下さい。血便の場合には、鮮血なら腸からの出血、黒色なら胃からの出血が疑われます。

◆柔軟チェック

朝の起床時、全身の柔軟体操を行って四肢や関節の状況をチェックしましょう。手足や関節の運動が滑らかで無い場合には、朝夕に10分間程の全身柔軟運動を心掛けて下さい。

  • 立ったままで靴下が穿けますか
  • 床に座って伸ばした両足の親指を掴めますか
  • 床に座って片足を立てて足首をお尻に引き寄せて、額が立膝に着きますか

40代になって上の3点の動作が出来ない場合には、その分の老化が進行していますよ。

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