第4節 健康生活と体力〔抵抗力と行動力〕 

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私達は健康の重要性を軽視しがちですが、健康であると言うことは、家庭や社会にとっても極めて重要です。一口に健康と言っても、色々なことが考えられます。今回は、余暇生活時間が増える一方で、運動の機会や場が制限されている事に注目し、生活に運動を取り入れて体力を向上させる事が健康にどのような役割するか考えましょう。

人間の基本的な運動活動の欲求にさえも、スイミングスクールなどスポーツジムへ行くなど費用が掛ってしまいます。それだけ運動の需要があるから設備を作る企業があるのでしょう。ジョギングやマラソンや散歩ならば場所さえ選べば費用も掛りませんが、走る行為が苦手な人 も多いものです。

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一般に体力は、行動力の方にとらわれがちです。ところが運動によって得る効果は抵抗力の増強の方にもあります。子供が運動によって風邪を引かなくなった、等は抵抗力の効果です。この様に運動は行動力と抵抗力の面では健康の一要素と言えます。抵抗力ははあらゆる環境に 対応して正常な機能を維持しようとする働きです。しかし、私たちは意外にもこの働きを余り信じていないようです。

風邪にかかるリスクは月に2~3回あるそうです。しかし、そんなに風邪に罹りません。これは抵抗力が働き、健康を維持するからです。医療は、弱くなった抵抗力を助ける役割として予防接種などであらかじめ特定の病気に対してに対して抵抗力をつける役割をします。

<身体の生理的構成>
能力機能
保護皮膚の強さによる対応
余裕片肺、異の部分切除でも機能を果たす
適応気温変化などで体温を一定に保つ
代償器官の欠陥に対して他の臓器が補う
食菌作用環病原体への白血球の作用
解毒作用アルコールなどの有害物質を肝臓で分解
再生傷ついた皮膚組織の再生作用
免疫病原体に対して抗体が形成され抵抗力を高める

生活環境は絶えず変化しますが、環境要因が多少変化しても対応できるだけの体の抵抗力を付けておくことは、疾病を防いで健康を保持増進してゆく上で極めて大事です。

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